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詩 月をみている

僕は月を見ている

月は明るい輪をまと
闇の中で目をひらく

透きとおったその目は
僕のこころを見通した

君の目に僕は照らされ

悩みなんて
すべて嘘だというように

するっと
すべてが抜け落ちて

君だけが僕の前に立っている

君に照らされながら

この一瞬
この世界

ずっと照らし合えたなら

一瞬という永遠を
今ここに立っている

月の透きとおった輝きが
身にしみ入るようだった


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