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詩 春靄

ホームで電車を待っている

空は白く平たくて
白いもやが流れてる

ときおり風が吹き付けて
たゆたう風に撫でられる

マンションのアンテナに
鳥が一羽とまってる

くちばしを左右に振りながら
白い靄を見つめてる

ホームに停まった電車に乗って
座席から窓の外を見る

髪をなびかせた女性ひとが通り過ぎ
たゆたう風に揺れていた


春靄(しゅんあい)
春がすみ

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