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詩 上弦の月満ちて

僕は車を走らせる
信号の赤が僕に届く

車を止めて夜空を仰ぐ
そこには月が光ってる

上弦の月が満ちていた

明るく光る叢雲のそば
現れたり、隠れたり

僕はそれを眺めてる

その月が現れたときは
心が月に照らされて

その月が雲に隠れると
心も雲に蔭るよう

真っ暗な分厚い雲に
月がすっぽり隠れると
月は僕を解き放つ

信号は青に変わり
僕は車を走らせた

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