冬の虫取り修行 尸魂界編
外に出るとアブラムシが服に付いて鬱陶しい季節になったが皆さまはいかがお過ごしだろうか
私の方はというと、無職になり3ヶ月、虫の飼育をしたりガンプラを組んだり就活をしたりの日々
最近やっとコアガンダム買えた 嬉しい
そんなこんなで季節は冬、この時期の虫取りといえば越冬個体の採集が主
その中でも特にオサムシ掘りと言われるものが盛ん らしい
あんまり外に出ない生活を送っているとこっちが冬眠しかねないため、せっかくなので掘りに行ってみることに
とは言ってもオサムシ堀りについて何の知識もないので、まずは調べなければ
どうやら河川敷などが良いらしい
という情報と
ちょっと湿った土や朽木で越冬しているらしい
という情報を得たので少し大きな河川敷へ
到着した瞬間にリスのような影が横切った 何だったんだあれ
突然の遭遇に驚きながら歩いていくと、過去台風で倒れたものと思われるヤナギが
めちゃめちゃ草が絡みついて分かりにくいけど倒れている
植物が絡まった場所なのでもしかしたら湿度は保たれてるのでは、と思い期待せずに軽く1掘り
いた
マイマイカブリが出てきた
たのしい
どうやら予測は当たっていたらしい
確かに居た場所の砂は湿っていた
楽しいけどどうも生息地を掘り返すのが忍びなく、この1匹で帰宅することに
Twitterに山盛りオサムシの画像をアップしている人たちはこの感情をどう処理してるんだ 怖
途中で見つけたツチイナゴ(patanga japonica)らしき直翅類
帰宅後、マイマイカブリは砂まみれだったので軽く洗ってみた
マイマイカブリ(Damaster blaptoides) 多分…
この個体は全身黒だと思っていたが前胸あたりがほんのり青がかっていた
地域や亜種が細かく、ドの付く素人にはマイマイカブリである ということしか分からない
以前別の地域で採集した個体はこれよりも黒がかっていた
様々な要因で生まれるこの差が多くの人を引き付けているのか
ちょっと納得した
越冬個体を狙った採集は夏に比べて地味ではあるが、宝探し感が強く楽しいことは実感した
今年は卒論があった昨年より時間が確保できそうなので、冬の採集も楽しめそうだ
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