美女は飽きない

言わずと知れたハヤシマリコ先生のananでのモンスター連載の本。
美女シリーズで大量に刊行されている。
こちら、文庫化されたもののうちでは最新刊…かな？

ハヤシマリコ先生の美女シリーズやら週刊文春の連載など、疲れた時、ストレス溜まった時、リフレッシュしたい時にはうってつけだ。
まるで女友達と隠し事なしで話してるような感覚に陥る。

ネタはダイエット、美食、美容、世のスキャンダル、そして、夫との合わないとこなど。
女性同士で集まってイタリアンやお寿司食べながらくっちゃべってるネタでしかない。

ネタだけじゃない。
マリコ先生の少し意地悪な視点がたまらなくツボなのだ！
程よい意地悪さ！これこそ、女友達との会話で盛り上がるポイントではないか！！
そういう視点がお互いを癒し、一体感を高め、日々の諸々をスッキリさせてくれるんだと思う。

最後に、マリコ先生独特のリズム感ある言い回し。
文豪を目の前にいうことではないが、とにかく文章が読み手の脳を心地よくさせながら取り込んでくるのだ…
マリコ先生、最高…
このおかげで、だらだらしがちな女友達との会話とは異なり、スピード感をもって話題をまとめていくことになる。

コロナ禍、ウィズコロナと叫ばれる昨今、女友達と会えない寂しさを埋めるにはオンライン飲みも良いが、マリコ先生のエッセイも良いですよ。