プレイしたノベルゲーを語りたい (2022年下半期編)
※トプ画は白昼夢の青写真の展示会に行った時に撮った写真
はじめに
こんにちは、はこぴです。2022年下半期にプレイしたノベルゲームを振り返る季節がやってきました。
プレイした全体の作品の印象だと、前々からプレイしたいと思っていたものは期待通り若しくはそれ以上のものがありましたし、突発的にプレイした作品も印象に残る√があったりと、ノベルゲームって物語を受容するのに適した媒体だと再認識しました。
感想
Summer Pockets REFLECTION BLUE
Key作品はアニメしか見たことが無くて、実はKeyのノベルゲームをやるのはこれが初めてでした。だーまえ脚本ではなかったけどもキャラ同士の掛け合いの面白さは勿論の事、それに加えて演出と曲でプレイヤーを物語世界に引き込んでいくのが上手だった印象があります。
特に好きなヒロインはのみき、鴎、しろはです。
のみき√はとにかくヒロインの造形が好きすぎます。所謂島の風紀委員みたいなポジションでとてもメンタルが安定していそうだけど実は...という話。鴎、しろは√はどちらも魅力の部分がシナリオの根幹を成すので表現が難しいですが、鴎√はとにかく奇麗で切ないお話、しろは√(○○√含)は家族の形の話で情緒をめちゃくちゃにされたよね。
AB!やCharlotteのアニメが好きな人であればハマるはず。アニメ化楽しみだけど鴎のCVの方引退されちゃったのが非常に残念です;;
P.S. 「🔍 アルカテイル 流れるタイミング」
白昼夢の青写真
2022年下半期はこれが個人的No.1作品です。
前半に短編3作読ませてからの後半からの中編1作の構成が今までにプレイしたことがないものでしたが、なぜこの構成になったのかというのはプレイしたらわかります。構成の意図を理解した上で2週目プレイしたら絶対面白いはず(僕はまだやってない)
シナリオの詳しい話は避けますが、前半の短編はどれも雰囲気が全く違って本当に同一ライターの作品か?ってなりましたし(もちろんどれも違った魅力があって面白い)、後半は白髪の幼馴染の女の子と白髪のおっさんに俺が唯々狂わされたとしか...。
僕はR18版を購入しましたが、正直Hシーン無くても良いのであれば更にブラッシュアップされたSteam版を購入するのをお勧めします。(お互いの心を満たすための行為って雰囲気が好きなオタクは大人しく両方買いましょう)
今Steam版が30%オフ(~1/6)なので、まだプレイしたこと無くてちょっとでもPV見て興味持ったのなら買ってほしいです、シナリオゲー好きなら後悔はしないはず。
オトメ*ドメイン
女装男子湊くんが一番ヒロインしてる。
前作2つが結構重めのシナリオゲーだったのでちょっと軽めの作品やりたいなと思いプレイしました。
湊くんが可愛いって書いたけど正直みんな可愛い。でもやっぱり湊くんが滅茶苦茶に可愛いのにしっかり"男の子"なのがこの作品の良さです。
プレイレポ見直してもとてもここには書けないことが沢山書き込まれていたので、皆も新規性癖の開拓、既存性癖の深化、やろう!
恋×シンアイ彼女
†新島夕最強†(個人の感想です)
セールで500円で販売していた事に加え、某Twitch美少女ゲームDJの方がお勧めしていたという事でプレイ予定に無かったですが急遽購入しました。プレイ前の情報は賛否両論作品という事だけでした。
ヒロインは4人いますがそのうちの2人、彩音√と星奏√を新島夕さんがライターとして書いたそうですが、個人的にはその2人のシナリオが好きです。彩音√は正統的な幼馴染恋愛話という印象で、幼馴染の関係性の変化の表現が印象的でした。問題は恐らくメインヒロインである星奏√です。感想としては、確かにこれは賛否両論出てくるの分かるわ...でもお話としては滅茶苦茶面白い...この感情どうしたらいい?でした。これが新島夕作品かと衝撃を受けました。
なんならこの後にサマポケの鴎√としろは√のシナリオライターが新島夕ということを知りました。この感情になるの正直嫌じゃないので多分僕はこのライターの事好きなんだと思います。
あと劇中歌『GLORIOUS DAYS』はもう二度と正気を保って聞けなくなりました。プレイ前に某アニクラで流れてた時にオタクが床になっててそんなにか?と思ってましたが、今自分がその立場になったら僕も床になりますねこれ。(サブスクあり〼)
日向千尋は仕事が続かない
えっちなお姉さんに癒されたかったです。(懺悔)
かなりキャラゲー寄り+単独ヒロインという事であまりシナリオ的に話すことはないですが、僕が好きな雰囲気のえっち漫画をノベルゲームにしましたという感じがして満足でした。
ただ、社会人1年目の僕は羨ましさで歯ぎしりしながらプレイしていました。そういう事です。けしからんな。
アオイトリ
話としての面白さだけで見たら他の作品の方が強いって事はありますが、この作品は成人向け美少女ゲームとしての総合的な完成度が非常に高い作品でした。
つまりヒロインが"とても"えっちでシナリオが面白かったです。
個人的にダークな雰囲気が◎。
シナリオで一番面白かった部分は?と聞かれるとプロローグだったりするのかなと思います。決して尻すぼみの作品というわけではないですが、短いながらもしっかりプレイヤーの感情を揺さぶってくるという点でお勧めです。体験版でもプレイできる部分なので興味を持ったのなら是非。
また、この作品を語るうえで絶対に欠かせないのが劇中歌『二人だけのカーテンコール』です。静かな始まりからの2番からの変化が神です。全人類聞きましょう。ネタバレしかないけど。
P.S. 一番好きなヒロインはメアリーです、愛嬌満点な言動を普段はしつつも時より見せるアンニュイな表情見せてくるので癖に深く刺さり、プレイ中にメアリーちゃんしゅき…って100回ぐらい言ってました。割とガチで。壁に耳あり障子にメアリー、普段使いしていきたいね。
アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-
冬茜トム先生の作品です。つまりプレイヤーが騙される作品です。
今年の2月にアメグレの次の作品である『さくらの雲*スカアレットの恋』をプレイしていましたが、この作品でもまんまと騙されました。
でも謎が解き明かされる瞬間の気持ち良さはこういった作品の魅力であるように思います。
ジュエハ、1月にプレイ予定なので、またどう騙してくるのかが楽しみです。佐咲紗花さんのゲーソンライブも行くので、気持ち作っておきたい。
枯れない世界と終わる花
女の子の曇り顔からしか得られない栄養素があります。
人間が花になる世界という時点でまあまあヤバイ気しかしませんが、その上で各ヒロインが何かしら表には見せない何かがあるという、好きな人は滅茶苦茶好きそうな設定の作品です。
シナリオに完全整合性を求めると、正直ん?となる部分はありますが、キャラクターの心情に十分フォーカスされていることに加えて、物語もそこまで長いというわけではないので重めのシナリオゲー入門という意味でもいい作品なのではないかと思いました。
OPテーマ『永遠に咲く花』は儚い印象を抱かせながらもサビの力強さがヒロインたちの心の強さを表しているようでとっても好きです。(サブスクあり〼)
おわりに
この1年通して分かったことは、自分は美少女ゲームの皮をかぶった誰かの人生をなぞる作品が好きってことですかね。そこの描き方が上手ければ上手いほど、印象に残る作品になるのではないかと思いました。
社会人になったらプレイ本数が減るどころか何故か増えました。多分来年こそは忙しくなりそうなので、プレイ本数は減りそうですが、時間を見つけて少しずつでもやっていきたいです。
プレイ予定作品(☆購入済み)
終のステラ(現在進行中)☆
ジュエリーハーツアカデミア ☆
サクラノ詩 ☆
サクラノ刻
アインシュタインより愛をこめて
はつゆきさくら ☆
(穢翼のユースティア)
(星織ユメミライ PE ☆)
(Keyのキネマティックノベルのどれか)
次回、プレイしたノベルゲーを語りたい (2023年編)でお会いしましょう。