年なのか? 本と段ボールに占拠された部屋
最近、本を最後まで読めない。半分くらい読むと、飽きてしまうのだ。
だから、読み終えていない本ばかりが溜まっている。
飽きる程度の本なのだから、読まなくてもいいか、と思うのが、数年前までなら、一気に読み終えていた気がするのだ。
そうそう、なにより読書速度が遅くなっているのだ。以前なら、二日で読めた本が、今では一週間以上かかる。
それに大きめの単行本は、買ったはいいものの、重いので、読みづらい。重さにひるんでいる自分を感じるたびに、年寄りのバカになったような気持ちになる。
だから以前と同じようなペースで本を買っていると、まだ読んでいない本が、どんどん増えていくことになる。
一応、買うのも控えているのだが、ろくに読めていないから、積んである本が減ることもない。
老いて来た証拠だ。
でもまだまだ読みたい本はたくさんあるのだ。読まなくても、買って置いておきたい本もある。
CDはもう何年も前から買わなくなっているが、本に対する物欲は、相変わらずなのだ。
それはそうと、部屋の中は、段ボールでいっぱいだ。溜まった本は、手当たり次第に段ボール箱に入れて積み上げているのだ。
とっくに本棚には空きスペースはない。本棚の奥の方は、埃が詰まっているし、本だって湿った埃にまみれてシミが出来ている。本棚そのものが、デッドスペースになっている。
本は読んだ順番に段ボールに突っ込んでいるので、どこに何があるのか、まるで把握出来なくなっている。
以前はある程度溜まったら古本屋に売っていたのだが、十年以上前からやめている。選別するのが面倒なのと、あまりにも安く買いたたかれるからだ。その結果、部屋の中には段ボールが増えることになる。
CDだって、もはや再生することはない。ただそのまま部屋の中にある。そういえば、VHSのビデオテープも、カセットテープも大量にある。
なんだかなあ、だが、それにしても、本を最後まで読めないのは、やっぱり嫌なのだ。
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