見出し画像

読書会 2024.4.14 課題作:源氏物語

今回の読書会は源氏物語「桐壺」~「葵」
源氏物語の読書会第一回ということで。
ちょっと範囲が広かったので、読み切れるか?と、苦戦された方も多かったようです。


【課題本:源氏物語/紫式部】


前回、フィッツ・ジェラルドのギャツビーさんは「往生際が悪い」のか「一途」なのかということで盛り上がりましたが、源氏物語のでは光源氏は「クズ」か「クズじゃないか」でしたね。
悪い人ではないのに、なぜクズといわれてしまうのでしょう。

そして、日本の作品ではありますが、昔の作品なので、ギャツビー同様、何訳で読むか、何版で読むかというところも面白いところではありました。


マザコンでロリコンといわれがちな光源氏くんですが、読んでみると惚れっぽいだけでそこまでお母さんを追い求めてるわけじゃないんじゃないか。という意見がぽつぽつあって「遊び人に翻弄される女の人が可愛そうな話」ではなく意外と光源氏も苦悩があって人間らしさのある人と感じた方もいい多様です。人間らしかろうが何だろうが、やっぱり源氏ムカつくという意見もあり、でも、どちらの意見でも人間らしさが描かれてる作品という意見が多かったイメージです。

平安時代の10代は精神的に今と似たような感じなのか、それとももう成熟した大人なのか。社会的な場でのふるまいとかは今の10代に比べたら大人かもしれないけど、精神性とかはそう変わらないんじゃないか。みたいな話もありました。

他にはフリースタイルラップかと思わせる和歌の応酬に慄いたり、今までなんとなくしか知らなかった平安の文化を知れるなど、しっかり読み返すとちゃんと面白い源氏物語でした。

ちょっと脱線して、嫉妬するかしないかという話も興味深かったです。
嫉妬全然しないという人とか、同性には嫉妬するとか、異性に嫉妬するとか、子供のころは嫉妬みたいなのしたことあったけど、最近はしないとか、面白いなと思いました。
ちなみに、私はすごく嫉妬する派です 笑
老若男女問わず犬猫にも嫉妬します。


そんなこんなで、本日もご参加ありがとうございました!

次回:4/26 (金)20:00~「その場で読む読書会」残席1です。
源氏物語読書会は5/12(土)15:00~「賢木」~「明石」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?