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何のために

私は郊外に住んでいる。道は広めで交通量も少ない。周りに必要な店はほとんど揃っていて、車があれば快適に過ごせる場所だ。

私が子供の頃は「都会の大企業での安定した生活」。しばらくすると「最先端のIT企業」、そして「田舎暮らし」。何となくそんな移り変わりがあったように思う。

夫は「大企業で安定した生活」をしつつ「田舎暮らし」を望んでいたので、今のような郊外に家を持った。そういう人は大勢いたと思う。

長男は東京でパソコン関連の営業をしている。
一方、次男は北海道で塾講師をしている。

長男のように単身、東京に乗り込む!みたいなパワフルな人もいれば、次男のように田舎で得意なことを仕事にするのんびりした人もいる。

人それぞれ「田舎に燻っているタイプではない」「都会で生きていけるタイプではない」と、意を決してそこを飛び出してきた人がいる。
「最先端の技術を使って生活や医療をもっと進化させていきたい」
「自給自足で害となるものを使わず自然の中で生活していきたい」と、自ら希望して生活の場を変えた人もいる。

AIとかITは、よくわからないけれど、ネットワークを駆使して人との繋がりを可能にしてくれたり、大変な作業を機械が代わりに行ってくれたりする。

農業や酪農などは、他にもいろいろあるけれど、元からある自然の仕組みを大切にして、あるがままの健康な暮らしを教えてくれる。

このふたつは両極なように見えていたけれど、「人類のため」「地球のため」と考えるとどちらもとても大切なものだなぁと思う。

私はそのどちらにも属さず今の生活を続けている。進化した医療を受けつつ、無農薬の野菜を買い、ちょうど真ん中のいいとこ取りの生活をしている。私は「自分のため」に生きている。


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