💊抗がん剤治療の止め時

今年で抗がん剤治療が終わる。
ベージニオ2年間。
乳がんからの肺転移だったので、できるなら続けて欲しいと夫は言うけれど止める決断をした。
既にできている癌の縮小の為なら続けていたと思うけど、どこかに転移してるかもしれない癌のために続けるのは嫌だった。
ベージニオの副作用だけが辛いのではない。白血球の減少、免疫力の低下に伴う様々な感染症。
いつもどこか調子が悪い。痛い。痒い。治ってもまた繰り返す。治りが遅い。これが地味に辛い。ずっと続くのが辛い。
これらは元々弱いところを狙ってやられる。
私の場合は皮膚。少し擦れただけで爛れたり、湿布やテープでかぶれたり。改善されてたアトピーの再発。口唇ヘルペス。口内炎。
それからベージニオの副作用、下痢からくる痔。たぶん珍しくはないと思う。下痢のせいで傷が膿んでしまう、免疫力低下のせいで治りが悪くなる。
皮膚科と肛門科にはこの2年いろいろお世話になった。はっきり言って恥ずかしがってる場合じゃなかった。自力で治す力がなくて悪化の一途だから。
出産、乳がんやったらもう恥ずかしいとかもなくなった。大人だし自分の体の面倒は自分で見なきゃね。

抗がん剤治療は止めることにしたけれど、ホルモン治療レトロゾールは一生続けることにした。
副作用の更年期障害は次第に治まっていくらしい。
今は飲み薬の他にリュープリンという注射のホルモン治療も併用している。
私の場合生理があるときからホルモン治療をしているので、50歳になった時点で一度止めてみて閉経しているかどうかを調べる。していたらリュープリン注射はしなくてもよくなる。

更年期障害や閉経は女性にとっていろいろ思うところがあるのかもしれない。でも私の場合は自ら閉経し、覚悟して更年期を迎えることができたので、面倒なことを考えなくて済んで良かった。
それに更年期の症状もこの2年でかなり楽になってきている。初めは関節痛がひどくて、階段の登り降りがヨボヨボだったりペットボトルの蓋が開けられなかったりフライパンを返すのができなかったりしてたのが、今はもうだいぶ改善している。ホットフラッシュもほぼない。

今後はこまめに検診を受けて、血液や尿でわかる癌検査の進展を心から待ち望みながら、体力や筋力をつけて元気に過ごしていきたい。

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