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函館 美原に立派すぎるコミュニティセンターが登場する?!

先日、美原方面に買い物に出かけたら、亀田支所の近くで大規模な取り壊し工事が行われていました。ここはもと「亀田福祉センター」などがあった場所で、これから新たにコミュニティーセンター「亀田地区総合施設」が建てられるそうです。完成する建物の敷地はなんと4000平方メートルで、地上三階+地下一階+一塔の大型施設になります。

施設の中には講堂、体育室、吹き抜けのふれあいホール(1階)、高齢者と子供の交流スペースやカラオケなどができる防音付きの活動交流室、教養娯楽室、遊戯室、児童集会室(2階)、会議・研修室、函館山が展望できる屋外テラス(3階)があるそうです。1階の吹き抜けふれあいホールには、図書コーナー、カフェコーナー、学習スペースも用意されます。外観は2階から光が入ってくるガラスカーテンウォール(ガラス張り)を採用するなど、かなり立派な建物になる予定です。

<完成予想図>

美原図書室が廃止された?!

「亀田地区統合施設」は一体何を統合した施設なのでしょうか? 調べてみると、亀田福祉センター、亀田青少年会館、亀田公民館、美原老人福祉センター、美原児童館の5つの施設を統合したもののようです。たしか同じような役割を担っている施設がバラバラにあり、一つにまとめた方が効率よく運営できそうですね。

しかし、今回の新しい施設を建設する際には一悶着あったようで、市議会の一部や市民団体から運営維持の要望が出ていた「美原図書室」は廃止されることが決まっています。その代わりに1階に図書コーナーを設けることになったようです。図書館のように本を大量に置くスペースがなかったのでしょうか? 子供たちの教育のためにも新しい図書館を別に建ててほしいものですね。

高齢者施設に30億円かけてる?!

この「亀田地区統合施設」に関するニュースを読んだとき、一瞬ある不安を感じずにはいられませんでした。もしかしたら、この施設を利用するのは、美原地区に住んでいる高齢者だけなのではないかというものです。

たしかに1階には図書コーナーやカフェコーナー、学習スペースなどが設けられる予定ですが、あまりにもいろいろとありすぎて、どれも中途半場なものになってしまいそうです。そもそも1階だけで図書コーナー、カフェコーナー、学習スペースを設けるのは無理があり、さすがにスペース不足なのではないでしょうか?

2階はほぼ高齢者と幼い子供で占められ、3階はあまり必要でなさそうな会議室・研修室がメインになっています。

総事業費は29億8000万円ということですが、果たしてここまで税金を投じる必要があったのでしょうか?   人口減少に歯止めがきかず、経済が悪化をたどる今、他にやるべきことが多々あるように思われます。


亀田地区総合施設

住所:〒041-0806 北海道函館市美原1丁目26−12

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参考:

亀田地区統合施設9月にも着工 新たに図書コーナー:2018/3/5/函館地域ニュース by eHAKO
http://www.ehako.com/news/news2018a/11628_imode_msg.shtml

亀田地区統合施設新築を8月にも着工へ 函館市 | 北海道建設新聞社 – e-kensin
https://e-kensin.net/news/104074.html

美原図書室閉館時の対応について | 函館市
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2017091800073/

亀田地区統合施設 | 函館市
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2017050800021/


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