「平川市・黒石市少年少女発明クラブ交流会」
こんにちは、函館市子供ロボットプログラミング講座のバイト・いぶきです。いつもの記録係じゃないと思ったそこのあなた!そうです。別の記事をよく読んでいますね。ご愛読、誠にありがとうございます。
今回、いつもとはちょっと違い、舞台は函館から青森に移り変わり、教えるメンバーも、いつもとはちょっと違います。
その関係で一緒に教えに向かった私が、今回の記事を書かせていただくことになりました。
それにしても、ついにジャンボさんが言っていた津軽海峡こどもロボコンの夢が現実となりそうな予感!
というのも、いままで「津軽海峡こどもロボコン」という大会を開いてはいたのですが、参加する子供たちは大抵北海道の子供たちが大半で、青森県から来てくれる子どもたちはなかなかいなかったんですよねえ。
ようやく青森県の子どもたちまで手が伸び始めました。継続は力なりってやつですね。感慨深い。
筆者が2022の「津軽海峡ロボコンプレ大会」から始めたこのバイトも、気づけばもう2年近くになってるんですねえ...(しみじみ)
さて、回想はここまでにして、そろそろ本題に行きましょう!
今回8月8日(木)から8月9日(金)の2日間にかけて、平川市尾上B&G海洋センター様を会場に「平川市・黒石市少年少女発明クラブ交流会」を行いました!
というわけで今回は題名にもある通り「平川市・黒石市少年少女発明クラブ」の子どもたちと一緒にプログラミングでロボットを動かしてきました!
今回のクラブ交流会では、函館市で現在行われているロボットプログラミング講座とはちょっと違い、IchigoJamではなくマイクロビットと呼ばれる別のコンピュータを使ってプログラミングをしていきます。
「津軽海峡ロボコン2024夏」に参加・見学していただいた皆様はもうわかるかもしれませんが、使ってるコンピュータとロボット、実は違うんですよ。
一体どのように違うのか、そもそも2日間にかけて何をしていたのか、今から1日目午前の部と1日目午後の部と2日目の部に分けて説明するので、読み飛ばしたりせずお願いします!
1日目午前の部
さてまず1日目。午前と午後の二回に分けて何も知らない子どもたちに教えていこうと思います!
まずは午前。最初はマイクロビットの基本的な機能について教えました。
マイクロビットはどうやってプログラミングしたかというと、WEBサイト上でプログラミングでき、プログラムをマイクロビットに保存できちゃうWEBサイトがあるんですねえ。しかも、このプログラミングの方法は、子どもたちがプログラミングとして始めに使う「スクラッチ」のようにパーツごとに機能が分かれており、それをカチカチとはめていくだけ。
筆者もプログラミングは出来ますがたしなむ程度。しかも、スクラッチには触ったこともなく、もちろんマイクロビットは全く触ったこともありません。そんな筆者でも分かりやすいのがこの方法です。
話がそれてしまいましたが、子どもたちにはマイクロビットで、まずはLEDを光らせるプログラミングをしてもらいました。
マイクロビットにはLEDが縦横5×5で配置されているので、ただ光らせるだけではなく、マークや自分の名前のスペルを順番に表示させることだって出来ちゃいます。
まあ、全くプログラミングを知らない子どもたちですから、光らせるだけでも最初は躓いちゃいますかね...
ところが、みんな続々とLEDを光らせていきます。筆者は若者の力を見くびっていました。
次にマイクロビットで音を鳴らす作業です。マイクロビットは音を鳴らすこともできますが、まあ、こっちは音階も入れなければいけないのでもう少し難しい...
やっぱり筆者は、どこか子どもたちを見くびっていたようです。猛反省。
さて、そんなこんなで皆さんマイクロビットの扱い方についてある程度出来るようになったようなので、いよいよマイクロビットに合わせたロボット制作をしてもらうことになりました。
ロボットの仕組みはとっても簡単。マイクロビットとモーターを配線でつなぎ、それを土台にがっしりとくっつけるだけ。モーターにタイヤを付けて、最後にロボットの上に時計をくっつければロボット完成!
言葉にするとロボットの仕組みは簡単でしたが、実際にロボットを作るのはそう簡単ではありません。モーターの配線だけでなく、つける向きも大切。
特にモーターを上下左右反対に付けてしまうとさあ大変。プログラミングで指示した方向とは真逆の動きになってしまいます。
ロボットを組み立て終わったらロボットを動かすためのプログラミングの作業もあります。
ひゃー大変。
ちなみに、さっき上にのせていた時計は何なのかと思った人もいるかと思います。実はこのロボット、時計のアラームの音に反応して走り回るのです。
ロボットを作り終えた子供たちはロボットを動かさんと動きます。
そんなこんなでいろいろありましたが、最終的にはみんなロボットを動かすことに成功!
これにて午前の部は終了になります。
1日目午後の部
次は午後の部です。午後はついに「津軽海峡ロボコン」に向けた練習をします!
「津軽海峡ロボコン」は、現在函館市でも開催中の「函館市こどもロボットプログラミング講座」に参加している子どもたちを中心に開催されるロボットプログラミングの競技会で、先ほども書いた通り、今年は青森県からの参加も募集していた競技会です。
そのため、使用するロボットは午前とは違い二輪ロボットになります!
まずはロボットに触れるところから。
その後はコースの説明!1日目午後の部で挑戦するのは、まっすぐ走らせたり曲がるのを練習できる練習コースです!
では実際にプログラミングをして走らせていきますよ!
最初はまっすぐ走らせたり曲げるための練習コースから!
なかなかまっすぐ走らせるのは大変です!
なかなか走らせるのは難しいです。
そんなこんなで時間が来て午後の部も終了となりました。
もっとやりたいと言っていた子たちもいましたが安心してください。明日の2日目ではもっとすごいコースに挑戦してもらいますよ!
2日目の部
さあさあついにやってきました。「平川市・黒石市少年少女発明クラブ交流会」2日目の部。泣いても笑っても最終日です。
2日目では大会本番同様の難しいコースに挑戦してもらいます!
コースの説明が終わるとみんな一目散にパソコンへ。かじりつくようにプログラミングをしはじめました。
ここまでくると教えることが少なくなり、ちょっとしたアドバイスくらいしか出来なくなるのでちょっと寂しいですねぇ...。
といってもマシントラブルだったり、ロボットの動きの確認だったりモーターの値調整の補助だったりでやる仕事はまだまだたくさんあるので、感傷にふける時間はないのですが。
最初はプログラミングでなかなか挑戦者が現れないのですが、一人を皮切りにどんどん増えていきます!
今回のコースでは大会と同じ形式で、一回の挑戦で一人2回まで走らせることが出来ます。もちろん並びなおせばもう一度挑戦できます。
何度も挑戦しては値を変えて挑戦するのを繰り返す。しかも暑い中でのめりこんでいるのですから、夏の暑さに負けない凄まじい熱量を感じました。
しかし、時間とは時に非情なもの。2日目の部の終わりの時間がやってきました。最後時間ギリギリまで挑戦してくれた彼ら彼女らには、ぜひ津軽海峡ロボコンに来てほしいと心から思いました。
最後に平川市・黒石市少年少女発明クラブの皆様と集合写真を撮って交流会は無事終了しました。
暑い中来てくださった、平川市・黒石市の少年少女発明クラブの皆様。大変お疲れさまでした。
これにて「平川市・黒石市少年少女発明クラブ交流会」の報告を終了させていただきます。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
余談
ここからは余談なのですが、実はこのロボット動かすときに、マイクロビットの左ボタンを押さなければならないのですが、押した勢いで機体が斜めに傾いてしまいそのまま走ってしまうことがありました。
簡単な対処法としては、この現象が起きることを想定したうえで、あらかじめスタートの角度を変えることで、その発想・対処法も素晴らしいと思います。
しかし、そんな中にいたんですよ。
あまり人が思いつかない面白いことを考える子が。
その子はマイクロビットの音に反応する関数があるのを自分で見つけて、ロボットが動き出すスイッチを、ボタンではなく、自分の拍手をしたときの音でスタートするように変更したのです。
筆者はそんなことを考えもしなかったので、その子のアイデアに脱帽。開いた口がしばらく塞がりませんでした。
やはり子どもは面白いアイデアを考えてくるものだなと、改めて認識させられましたね。
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