見出し画像

東京都パートナーシップ宣誓制度とは?

セクシュアル・マイノリティ(LGBTQ+)のカップルの心配事のひとつに、パートナーが病気やケガで病院に搬送されたときに、医療関係者におふたりの関係を証明できるかということがあります。

そこで今回は、東京都にお住まい、あるいは在勤・在学のLGBTQ+のカップルが利用できる、東京都パートナーシップ宣誓制度についてご一緒に見ていきましょう。


東京都パートナーシップ宣誓制度とは?

出典:東京都

双方、またはいずれか一方が性的マイノリティ当事者で、パートナーシップ関係にあるおふたりからの宣誓・届出を、東京都が受理したことを証明する制度です。

利用するメリットは?

・パートナーが救急搬送された場合、救急隊から搬送先に関する情報提供が受けられる
・都立霊園の使用ができる
・携帯電話の家族割が利用できる(民間)など

受理証明書が交付され、さまざまなお困りごとなどの場面で活用できます。

例えば、パートナーが救急搬送されたときに救急隊から搬送先に関する情報提供が受けられるので、緊急時に備えて、受理証明書をプリントして常時持ち歩いたり、非常持ち出し袋に入れておくことをおすすめします。

ただし、法律的な効力はありません。

利用できるカップルは?

次のすべてを満たしている方々は、国籍に関係なく利用できます。

・性的マイノリティ当事者(いずれかおひとりでも可)
・おたがいを人生のパートナーとして約束している
・おふたりとも満18歳以上
・おふたりとも別の方と婚姻関係・パートナーシップ関係にない
・おふたりが親族関係にない(パートナーシップ関係に基づく養子縁組を除く)
・都内在住・在勤・在学(いずれかおひとりでも可)

必要書類は?

おふたりとも東京都内在住の場合は次の4点です。

・戸籍抄本(1人世帯の場合は戸籍謄本)・独身証明書・市区町村発行のパートナーシップ証明書のうちいずれかひとつ
・顔写真つきの本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
・顔写真(本人確認書類の写真とは別のもの)
・住民票

どちらかおひとりが都内在住の場合は、提出書類チェックリストをご覧ください。

手続きの流れは?

オンラインの場合(原則)

対面の場合(オンライン申請ができない場合)

まとめ

東京都パートナーシップ宣誓制度を利用すると、パートナーが救急搬送されたときに救急隊から説明を受けたり、携帯電話の家族割が利用できるなど、さまざまな場面で活用できます。

法的な効力はありませんが、パートナーと同居されている場合は、「もしも」のときにおふたりの関係を証明できるので、利用することを検討してください。

LGBTQ+カップルの生活や生前対策について、疑問や不安なことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました!^ ^