今日から俺は

寝れない。

変な時間に寝落ちてしまったせいで寝たいのに寝れない。

自分の寝落ち癖とは昔からの付き合いで、中高生の時はほぼ毎日電気をつけたまま寝落ちてしまって度々怒られていた。

最近になっても癖は抜けずに電話の予定をすっぽかしたりしてしまっているので、恋人にもお怒り混じりの心配の目を向けられている。

寝落ちは、他人からは、眠気に耐えようとする精神力の弱さから来るものだと見えているかもしれないけれど、自分の中では気付いたら落ちているので耐えるとか耐えないとかの話ではないなと思っている。

じゃあそもそも寝落ちるつもりで行動したほうがいいんじゃないか、と先日言われて確かになと思った。実行できなかったけど。

こんなことになるならしっかりと寝る習慣をつけとけとけば良かったなと思うけど、中高生の時は1日ぐらいいいか、の気持ちでやってたんだろうなと思う。

ふと、小学生のどこかのタイミングで速く字を書くためにぐちゃぐちゃの繋げ字を使い出した時期があったことを思い出した。

繋げ字を使い出した当初は綺麗な字も書けるけど、今回だけは速く書くためにやってると思っていた。

それから1年も経つとほぼ全ての場面で繋げ字を使うようになっていた。それでも今は書いていないだけでまだ綺麗な字は書けると思っていた。

小6の授業で親への手紙を書くことになった。
親には良いところを見せたいし手紙は残るものなので久しぶりに綺麗な字を書こうと思った。

でももう綺麗な字は書けなかった。
どれだけ丁寧にゆっくり書いても線が曲がっている感じがして、結局納得がいく字にはならなかった。

そう思うと、寝落ち癖も、繋げ字も、先延ばし癖も、食生活も、金銭感覚も、道徳心でさえ、
全部何気なくはじめたことが習慣化して簡単には変えられないところまで来てしまっているんだなと感じる。

一回一回は大したことなくても積み重なれば大きくなるというのは怖いことにも感じられるけど、良い習慣をつくるのも同じ原理でできると考えれば悪くないのかもな、とも思う。

話が広がりそうだけど、こんなことを考えている間にまた眠気がやってきたので、タイミングを逃さないようにここで書くのをやめて睡眠に戻ろうと思う。

明日は寝落ちしないように何かしてみようかな。