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みんな大好きThe Dave Clark Five

寒くなるとちょっとしっとりめの曲が聞きたくなったなぁと思い、なんとなく古めのやつを聴こうかと、The Dave Clark Fiveを聴いてみたところ、CDを買ってから30年近く経っていることに気が付き、ちょっとビックリ!
その時に初CD化だったようです。
当時、某外資のショップでバイトしていたのですが、J-POP地獄(ユーミン、ドリカム)の合間にレジ打ちしながら聞こえたこれが心のオアシスでした。

久々に聴くと、予想以上にThe Good-Byeでして(笑)。
「マージービートで抱きしめたい」のジャケットはピーター&ゴードンのパロディだけど、実際の曲はThe Dave Clark Fiveの「Because」に寄せてたんだ、と。ほぉ!
これが入っているアルバムに「Do You Love Me」のカバーが入ってるので、さらに載せてくるとは思わなかった(笑)。
どこが具体的に似てるってのはわかりにくいんだけど、全体の雰囲気を似せるってのはセンスあるなぁ、と。
両曲をギターのコード解析アプリにかけてみたのだが、コードは結構違うんだよなぁ…。
出だしの微妙な変化だけが似てるだけで、すげー似てるって思ってしまう。
歌詞で、愛こそすべてだと~今でも~♪とあるけど、ジャケは「愛なき世界」であって、逆を歌っており、よっちゃんのユーモラスさみたいなものが出てるなぁ、と。
結局、ピーター&ゴードンの方は愛なき世界から出たいという曲なので、結局意味は同じなんだけどね。

では、お聴き比べください。

やっちんは歌に余裕あるので、聞いてて気持ちいいですよね~。
良く聞いてみると、「Because」だけじゃなく「愛なき世界」のテイストも感じますなぁ。

もう1本。
「浮気なロンリーガール」です。
こっちはてっきりクリスタルズの「Da Doo Ron Ron」ね~と勝手に思い込んでいたんですけど、The Dave Clark Fiveの「Over and Over」の方が似てたんだ~、と(笑)。

The Dave Clark Fiveの他の曲で、西城秀樹さんの「ギャランドゥ」に聞こえてしまったり、ラフィンノーズの「I AM I」に聞こえてしまう曲があったりと、歳とると耳がいろんな錯覚を起こします(笑)。

The Good-byeの以下のアルバムはコンセプトアルバムで、キンクス、DC5、ジェリー&ペースメーカー、ヤードバーズなど、色んな人にカバーされまくった曲(笑)が多数入っております。
古いロック好きなおじさんにはもちろん、それらのフォロワーさん好きにもオススメなのですが、何やら廃盤なのでしょうか。
10年くらい前に出た再発CDが全部高騰しているようですね。
再再発するのか、サブスクするのか、本人もレコード会社さんも悩むところでしょう。
現時点でサブスクはやってないっぽいので、YouTubeで探して聴いてみていただければ幸いです。

カバー曲ってカバーやってる側がそんなに苦しんでなく、ただただ好きでやってる場合が多数なせいか、聴いていてとても気持ちがいいですよね。
アーティスト側は新曲作りたくなければ無理すんなーと思うのです。
煮詰まったらカバー以前にコピーから始めろ、と。
長く活動を続けているバンドのファンってそんなに新曲求めてないのが大多数だと思うけどなぁ。

長く活動しているバンドの後期や、再結成後の新曲はあんまりね~と思うことが多いのですが、横浜銀蝿に限っては新曲が良かったのですが。

私はビートルズより、The Dave Clark Fiveや、The Easybeatsの方が好きなんですよね。
私の世代は子供の頃にポンキッキでビートルズを毎朝(平日)耳にしていたので、どうも新鮮味を持てないんだよなぁ…。
あと、あまりにもの熱狂的なファンの人が多すぎて引いてしまうってのもある。
なのに、私はジョン・レノンと同じ誕生日でして。
ビートルズはそこまでじゃないよーと思えば思うほど、ビートルズの亜流のようなバンドが手変え品変え私の耳にやってくる…そんな感じなのです。
まぁ、その状態をもうちょっと楽しもうかと思います。

それから、ビートルズより同時期のそれ以外のバンドは、パクられてることが多いのだと思う。
ビートルズではバレバレになってしまう可能性が大なのでね。
DC5は70~80年代の作曲家先生のネタの宝庫だったのかと。
悪い言い方をすればカモ(笑)。
よくパクリだパクリだ~と騒ぐ人たちがいらっしゃいますが、そういう人たちは知識が無い人が多いと思うのです。
そんなこと言ったら全部パクりじゃねーかよ、と。

今のご時世、カバーソングはもっとたくさんあってもいいんじゃないかな?と思った次第です。

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