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よっちゃんとやっちん、最初は平行ではなかった

ライブなんぞ行っちゃいかんと言われれば言われるほど、行きたくなるってもので、また行ってきました。
ON & OFF@日本橋三井ホール。

ON & OFFとは、The Good-Byeのよっちゃん(野村義男)とやっちん(曾我泰久)のユニットであります。
ひと昔前は、「バンド名の通り本当にグッバイしちゃったね~」とか言われたもんですが、今ではよっちゃんは色んな人のバックでギターを弾いているところを見かけるのをはじめ、ギターと言えばよっちゃんくらいな位置に上りつめられたのではないかと思います。

やっちんは洋楽マニアな人にも認められるようになってきて、年とともに着実に地位向上しているのではないでしょうか?
The Good-Byeの音源のCDも何やら高騰している様子で、ファンとしてはそれみたことか、といったところ。
訳のわからない見返した感が、ね。

若いジャニーズファンに説明するとしたら、コンサ(ジャニ用語か?)行ったことある人なら絶対に聞いたことあるであろう「日本よいとこ摩訶不思議」を作った人のバンドだよ、と。
少年隊から活躍中の若手まで歌い継がれているやつです。
原曲:The Good-Bye「摩訶Who See議」野村義男 作詞/作曲であります。
私の世代はこの少年忍者(旧の方)バージョンを少年御三家武道館のビデオで見たっけな。

改めて聴きなおすと、少年隊のバージョンが歌い継がれているようですね。
船山基紀さんの編曲はやっぱ最初に掴まれるなぁ~。ワクワクアレンジ王だよね。

やっちんとよっちゃんは、今でこそタイトルに使った写真の通り、平行に位置していますが、デビュー当初はよっちゃんバンドだっため、普通のバンドのように、よっちゃんがセンターにいて、やっちんは後ろにいたのです。
当時(1983年)小学生だった私は、後ろにいる笑顔が素敵なお兄さんの方が歌が上手いじゃないかーとヤキモキしたものでした。
やっちん前に出ろ~前に出ろ~と念じていたら、いつの間にか立ち位置が平行になりました(笑)。

時は流れ、私が二十歳前くらいに(世の中はバンドブームが終わり、グランジ期あたりか)、1970年代後期の洋楽のパワーポップにハマった頃、そういえば、グッバイってこんな感じだったよなーと思い、音源買ってやっちん最高だよね!やっちんはパワーポップ王子だわ!と一人で熱くなり、以来やっちんのライブやミュージカルがあれば、なりふり構わず一人で出かけていたものです。

やっちんはソロ曲もいいし、笑顔が素敵でいつまでも可愛い感じだし(最近やっと可愛さが抜けてきた:笑)、声が良くて歌はうまいのはもちろんのこと、ジャニーズの名に恥じずバック転できるし、ミュージカルに出れば主役を喰いそうな勢いだったし(陣内さんのBuddyとかは顕著だったw)などなど、まだまだ書ききれませんが、こんなに王子様のような人がこの世にいるなんて~と思ってました(笑)。

2000年前後あたりだったか、当時I社(R社とグループ会社)に勤めていたら、よくスタジオによっちゃんがやってきて、なんでやっちんじゃないんだ~と嘆いたものでした(笑)。
結局、よっちゃんにはやっちんファンだという負い目があり、グッバイのファンなんです!とは言えなかったなぁ。

そして、再発CDが出た出た頃、マリーナ(ネオソフトのライバル商品のようなマーガリン)のCMのデモバージョンが好きすぎて、通勤途中にバカみたいにヘビロテしていたら、気が付いたらA社に派遣で行くことになり、さらに上長さんがマリーナ担当のお方ということで、すごい自分自身で洗脳してたんだな~とビックリしたものです。
ファン冥利に尽きました(笑)。

やっちんのエピソードで一番好きなのが、ファンキー末吉さんのブログに書かれていたエピソードでして。
これがやっちんの紹介として一番いい文章だなぁ思うので、ご一読いただければ幸いです。

ファンキー末吉さんか書いての通り、やっちんはジャニーズの超エリートだよなぁと思うのです。

ライブの時のMCで「最初は義男バンドだったからね~」というのを聞いて、平行に並んでいるよっちゃんやっちんを見て、そういえば私に火をつけたのは平行じゃなかったという記憶だなぁと、しみじみ思い出した次第。
いったん離されると燃え上がるってやつですな(笑)。

お互いが人の表に立ったり、裏方やったりを繰り返し、2人の地位が徐々にに上昇してきた感じがなんとも美しいなぁ。
ステキな関係性ですよね!

The Good-Byeは60、70年代ロックが好きなおじさんは好きだと思うので、ぜひYouTubeなどで検索して聴いてみるみることをオススメします。
好きなジャンルがパワーポップと少し限定すれば、外す確率が極めて低いと思われます。
悪い言い方すればパクりなのかもしれませんが、ボジティブな言い方すると、「あぁ、あたなもそのアーティスト好きですか!そうですか!それはどうもどうも!仲良くなれそうですね~」と感じると思うのです。
ちょいちょい引用しているところが若干マニアックなのもミソです。
アイドルだからといって聴いてなかった人ほどハマると思うのですよね…。

そんな感じで、いつも銀蝿のことばかり書いてるから、今日は書かなくていいかなーと思ったけど、関連性があるのでやっぱ書くんだけど(笑)、やっちんがよっちゃんの後ろにいたより以前がこれでして。
主題歌の「ジェームスディーンのように」とともに、やっちんが私の脳内に刻み込まれたんだな、と。

横浜銀蝿さんがHappy Birthdayを演奏しているところでツイスト踊るやっちん、カワイイ!
私ってつくづくカワイイにしか反応しないアホな女だなと呆れました(笑)。

そういえば、ジョニーさんもジャニーさんも綴りは同じJohnnyなんだな、と。
私の脳は何でも一緒くたにして放り込む癖があるらしい(笑)。
複数セットで放り込んだものはなかなか強力でございますなぁ。

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