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責任を持つ

この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は、【責任】についてお話をさせていただきます。

勝者と敗者の決定的な違いは何でしょうか。もちろん一つとは限らず、フィジカル・スキル・メンタルそれぞれあるかと思います。では、メンタルにおいての勝者と敗者の決定的な違いは何でしょうか。そう聞かれると、わたしは【責任】だと考えます。

【責任】とは、広辞林によると≪人が引き受けてなすべき任務≫と説明されています。まさに、その通りだと思います。ここで特にわたしが重要視しているのが≪引き受けて≫という部分です。仮に誰かから押し付けられたとしても、それを引き受けている時点で、自らの意思なのです。自らの意思で引き受けたからこそ生じる任務が、【責任】なのです。

この【責任】が、メンタルにおいて勝者と敗者の決定的な違いだと、わたしは考えています。どんなに辛い場面であっても、きちんと自らの責任を果たせる選手・チームは強いです。相手にとっては脅威です。一方、弱い選手・チームは、いざとなったときに甘えや妥協が生じて、責任を放棄します。だからこそ、負けてしまうのです。つまり、【責任】を選手一人ひとり、そしてチームに与えていくことで、一歩ずつ勝者に近づいていけるとわたしは考えています。

では、どうすれば選手一人ひとり、そしてチームが【責任】を持ち始めるのでしょうか。それには2つポイントがあると考えています。

①認める

②普段の生活

まずは①の認める。これは、「マズローの欲求五段階説」にもあるように、人は自己実現欲求を満たす前段階として、「承認欲求」があります。『勝ちたい』と思う前に、属するチーム(たとえ個人競技であっても)から認められている必要があります。チームに認められているからこそ、このチームで勝ちたいと思うのです。

そのためには、まずは属するチームから認められている必要があります。では、認められるためにはどうするのか。それは簡単です。まずはあなたから周りを認めましょう。あなたが周りを認めることで、周りもあなたを認めてくれます。まずは自分に矢印を向け、自分から動きましょう。

(「なかなか認めてもらえない」という人の多くは、自分が周りを認めていない傾向が強くあります。まずは自分から、周りを認めましょう。)

次に②の普段の生活。これが何より大切です。ドラマや漫画で多くあるのは、試合中や練習中など競技中は誰よりも一生懸命だけれど、それ以外の普段の生活はまるでダメという主人公。一見、ギャップ萌え(?)で格好良く見えるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。

考えてみてください。普段、ゴミのポイ捨てや電車内で仲間とワイワイ騒いだり、集合時間に遅刻したりする無責任な人が、いざ試合中に仲間や自分のために身体を投げ出して責任あるプレーができると思いますか?わたしはそうは思いません。いざという場面で、普段から無責任な行動を繰り返す人に運命を託したくはありません。やはり信頼できるのは、普段の生活から責任ある行動を取っている人です。普段の生活から責任ある行動を取っているからこそ、試合の大事な場面でも責任あるプレーができるとわたしは考えます。

言い換えれば、試合中も責任あるプレーをするためには、普段の生活から責任ある行動を取る必要があるのです。責任ある行動とは、何もかしこまって小さくまとまるという意味ではありません。あなたらしく、ノビノビとして良いのです。大切なのは、相手の立場に立ち物事を考え、常に相手ではなく自分自身に矢印を向けることです。そうすれば、自然と責任ある行動に繋がり、結果、試合中も責任あるプレーにつながります。

いかがでしょうか?こういったお話は、中高生に頻繁に行っていますが、実際のところ大人でも無責任な人は街中で多く見かけます。これを読んでいただいた方が、ご自身だけでなくぜひ周りの人にも伝えていただけると嬉しく思います。

全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる

プロメンタルコーチ箱﨑


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