水滸噺番外「旱地忽律、時の湖畔を渡る」
小噺を書いている時から、いつか北方謙三先生の大傑作の一つ、「ブラディ・ドール」を題材にしてみたいと思っていました。
そしたらまさか、「大水滸伝ワールド」と「ブラディ・ドールワールド」を繋ぐ物語を仕上げることができるとは!
どうぞ、お楽しみください。
※今作はブラディ・ドールシリーズの多大なネタバレを含んでおりますので、ご注意ください。
第一話 梁山湖と岩朱貴「この時期の梁山湖は、澄み渡っているな、陳麗」
陳麗「本当に、美しいですね」
朱「…」
陳「…」
朱「このまま二