HSPの私には、最低限の暮らしが心地よいという話
毎日に刺激がほしい
若い頃は
それが口癖だった
30代になると
考え方が一変し
日常生活に
安定を求めるようになった
*
20代後半
仕事もプライベートも
充実した毎日を送り
転職や結婚を機に
少し裕福にすら感じていた
週末は焼肉食べ放題
そしてブランドものが大好き
そんな生活をしていた頃
知らぬ間に家の中は
物で溢れ返り
体型は横に広がる
いくら片付けても
物は増えるし
捨てられない
そして重い体を
起こすのが大変
そんな呪縛にはまり
次第にストレスも
溜まっていった
昨年、離婚を機に
一人暮らしをはじめてから
状況は一変
とにかくお金がなく
貧乏な暮らしで
食費は月5,000円使えれば
良い方で
もちろん米は食べられない
自炊してお弁当をつくれば
なんとかお昼もまかなえる
値下げの時間に
スーパーに行き
半額になった野菜を
塩炒めにする日々
調味料すら高くて買えない
そんな日が
3ヶ月続き10kg近く痩せた
精神的にも肉体的にも
ボロボロになったが
周りの助けがあり
米が食べられる生活に
こんな生活は
あまりにも極端で
足りないものが多い思うが
このときの私は
いかに少ない材料で
いかに満足するか
そこに不思議と
達成感のようなものを
感じていた
そんな中で
ある変化を感じるように
なったのである
とにかく
物があることが
生理的に受け付けない
テーブルの上や
床に物があるのが
気持ち悪い
とにかく物がない
最低限の暮らし
この生活が心地よいと
感じるようになった
HSPは刺激となるものが
ない方が暮らしやすい
着なくなった服を整理したり
週に2回のゴミ出し
なんとも心地よかったりする
そう思うと
意外と片付けが得意なのかも?
(まあそれは家に限る話だけど)
昔のように
何か足りないものを
埋めるかのように
食材を買いすぎたり
食べすぎたり
なんてことも時にはある
けれども
冷蔵庫の中が
いっぱいよりも
スカスカくらいが
なぜかちょうどいい
その状態で何日持つか?
なんて自分を試して
楽しむこともあるのだ
何事も
ちょうどいい具合があって
HSPの私にとっては
足りないくらいがちょうどいい
いろんな物が手に入って
素晴らしい世の中
それを幸せと思う人もいるし
そうでない人もいる
人の幸せなんて
人それぞれだから
これからも
私だけのちょうどよさで
心地よく暮らしていきたい
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