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好きだけじゃ推せない。

 ジャニオタ兼元ドルオタ。
 ジャニオタは完全に一点集中型。関ジャニ∞一択。面白くて、男前の、気の良い兄ちゃん感。でも、しっかりアイドル。全ての理想形。
 アイドルは、ももクロと坂道系。

 私の推しが悉くやめた数年があった。渋谷すばるに始まり、志田愛佳、伊藤万理華、生駒里奈、有安杏果。(ももクロには最推しを定めていなかった箱推し勢)好きだったアイドルグループが総崩れ。特に坂道は推ししか見てなかったため、降りざるを得なかった。で、結局一点集中で推すのはやめようと思った。

 早速靡いたのは、eightのせい。「閉じるときはみんないっしょに綺麗に閉じよう」とか、「辛い思いをいっぱいさせたから、これからは楽しい思い出だけを共有していこうな」とか。その筆頭が現推しの村上信五だった。今のeightには関ジャニ∞という看板と共に沈む覚悟があると思ったから、最推しが辞めた後も推し続けることにした。多分今、人生で一番健全な推し方をしてる気がする。もともと宗教に近かったんだと思う。すばるくんは、崇めるべき絶対的お姫様だったから。今でも、神様だと思ってる。私を沼に落とし込んだ人だし。自分がバンド始めたのも、ブルーハーツ聴くようになったのも。どれも彼から影響を受けた。でも、きっともう推しじゃない。なんとなく辛い。私はどっちもを推すことは出来なかった。すばるくんがアイドルだった頃とか、eightが7人だった頃とかがよぎっちゃうから。で、結局関ジャニ∞を推しに据えることにした。

 もちろん、まだまだ悉く辞めていった元推しのことは好きだ。けど、それは条件が揃っていたから推しだったんだと思う。グループに所属していて、コンスタントに供給がある。あと、何より覚悟があるところをみせてくれるというところかな。本人にそんなつもりはなくとも、ファンはグループという看板を下ろした時点で一度裏切られた気持ちになってる。だから、今度こそは嘘でも良いから、覚悟を見せてほしい。自分達の見えている画面の向こうから突然消えない覚悟を誓ってほしいのだ。気持ちだけで良い。
 その覚悟が一番見えたのが関ジャニ∞だった。だから、推し続けた。心はとっくに折れてたけど、それは画面の向こうでも同じで、折れた心も、立ち直り行く姿も、番組や特典で赤裸々に見せてくれた。一緒に修復していくのを感じることができて、嬉しかった。

 推しを失って気づいたのは、好きなだけじゃ推してられないってこと。欲しいのは、看板と共に沈む覚悟(女性アイドルはなかなか難しいけど)とほんの少しの共有できる感情と経験。

 どこかで、同じことを思ってる人がいたら良いなと思って書いた記事でした。じゃあ、またどこかで。

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