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人読みって大事だよねという話(サンマフリー)

この前三麻フリーにて東発に親からこのようなリーチを受けました(全て手出しだとします)。

このリーチに対してどのように思いますか?
ベタオリしたいが現物がない時は何を切って行きますか?
この河の場合相手のタイプによってピンズの安全度が全く変わってきますよというお話です。

私はサンマを打っている時に5ブロックと6ブロックの使い方の割合で相手の先切り係数を設定しています。①が最も先切りが少なく、遭遇率は適当です
①常に5ブロックマン(遭遇率20%)
②基本的には5ブロックであるがバランスよく6ブロックを交えているマン(遭遇率30%)
③6ブロック多め3〜4トイツの手の進行にミス多めマン(遭遇率30%)
④普通に手組みがおかしいマン(遭遇率20%)

まずは一般的なお話から、この河だと牌効率通りに打った場合ピンズで当たることは基本的にはありません(当たるケースは後述)。6pの後に9mの手出しのリーチが入っているからです。9pのシャボがあるという声もありますがその場合愚形ターツが残っていることになるので9mよりも6pが不要ということはないからです。57p引きのリャンメンターツなどがあるため、縦引きしか利用価値がない9mと比較し、牌効率的に切られることはありません。


今回のケースでは①と②のタイプでは切り順は基本的に一致するのでピンズは現物と言っても過言ではないでしょう。
稀に刺さるパターンとしては6pを切った時点で南単騎で聴牌していたがその後すぐにピンズの亜リャンメンやノベタンになる牌を持ってきてリーチしたケース。この場合メンツ手などで南単騎では曲げない人であるというフィルターがかかります、ノータイムで常に曲げてくるタイプであればこのパターンは発生しません。もしくは一盃口と4枚づかいチートイ含みのピンズ暗刻もちで刺さるケース(これは非常にレア)くらいでしょう。
↓こんなやつ 9s中5p待ち
6pを先に切っているので入り目は2sか4sでしょう
これも7p引きからの9sトイツ落としという更なる好形への変化があるため9mよりも6pが後になりますが。

またこの順目であれば③のタイプについても①②と大きな差はなくピンズはほとんど通るでしょう。③のタイプで先ぎり強めな人の場合ピンズリャンメンで当たることはたまにあるのでここは相手を見て打つ牌を決める必要があります。なぜかたまに1pシャボとかで当たったりします。

④については正直よくわからないのでそういう場合は河の情報よりは牌の組み合わせによって打つ牌を決めていきます。

結果としてはベタオリする場合、①②③のタイプに対してはピンズを切っていくことになります。
③の先切りが多めのタイプと④については字牌などを切っていきます。

今回の河は極端なケースでしたが相手の先ぎり係数によってこれは押せる押せないっていうのはかなり変わってくると思い書いてみました。サンマフリールールはネットで打てないためデータがなく。極端なケースを想定して落とし込み、一般化していくというやり方が強くなるための一歩だと思ってます。どうしても数値化が難しい感覚的な部分なのでツッコミどころは多そうですが。

ちなみにこのリーチこんな形でした。7pで打った時は鼻水が出ましたね。ではでは


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