詩)結局ハレルヤ

わるいことをしていない
それで天国へ行けるとしたら
生まれてまもなく逝った生命ならば行ける

違ういます

言いたいことはそうじゃない
生き延びてしまった
後悔に塗れながら苦しみもがき
そうして怠惰に寄り添い
自分を変えようともしなくなったまま
こんなにも醜く生きながらえて

それでも

生きていく意味はある
自分以外の人間に
この世の生がどれだけ疎ましいかを
知らせるブザーを聴かせない為だけに

——そして教会の鐘が鳴った

今日は友人の結婚式
たくさんの知らない人と集まる
また晴れやがった 曇天こそあれ
友人の結婚式4度目にして雨を知らず

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