真・女神転生の思い出〜それがお前の宗教か!

真女神転生という、有名なRPGがある。以降、メガテンと呼ぶ。シリーズが今も続いているが、話したいのは真が頭に付いてから一番初めのプレーンの作品のことだ。

悪魔をアクマとカタカナで表現して、天使も悪魔も天魔も魔神も妖精も、あらゆる国の神話、宗教などから集められた形而上の有名なアクマが実名で関わってくる。

主人公たちは現実世界に突如現れたアクマと敵対しながらも彼等を仲間、否、仲魔として使役することが可能なのだ。自分たちの運命を切り開く為に。

ゲームの中で、あの有名な神にアタックしてHPを0にしてしまえば、データとはいえ神は死ぬのである。ぶっ飛んでいる。この表現、日本でなければ許されてないかも。

シナリオも、東京にICBM落としたり、今じゃタイムリーに完全にアウトだ。

そして、このゲームはマルチエンディングで、主人公の行いによってそれぞれのエンディングを迎える。

行いによって変化するLow - Neutral - Chaos という属性があり、それによって主人公のシナリオのルートが変わり、出会うアクマのリアクションも違うのだ。

規律絶対の良い子ちゃんのLowだと、天使の傀儡め!ってパンキッシュな堕天使や魔王に喧嘩売られるし、

わがままChaosだと、秩序を乱す愚者め!と天使界隈の腕にシルバー巻いてそうな奴らにボコられる。

じゃあ、Neutralだとどうなるか。

答えは両方共に喧嘩売られるのです。なんでやねん。

両方から半端野郎が、どうせ反対勢力に裏で通じてんだろうとか、狂ってんじゃね?とか、最終的に人間がおこがましいとかで、兎に角、ボコられる。

Neutralの妖精なんて楽しく暮らせればO.Kぐらいの軽い奴らが多くて、ガチ崇拝の執行天使や、荒野で爆走ヒャッハー野郎のどちらにも与しないのだ。日本神話の神はneutralが多いかもね。結構強かった。

超ワルには魔王がいるし、超ジャスティスには大天使がいる。Neutralであれば、どちら側のアクマも使役できる。(同時に召喚は無理)

幸い、ゲームなので主人公にはチカラがある。

私はこのゲームで擬似的に理想を叶えられた。運命を勝手に決めんな鬱陶しい、押し通る!である。(Neutral?)

結局私は、両方のアクマと組んで、超ワルとスーパージャスティスのどちらも打ち倒した。

攻略本なしでは難しかった。おつかいRPGプレイをすると、ほぼ天使側に付くことになるからだ。あなたは神に選ばれた人間です。次は奴を審判いたしましょうと、おだてられてサクサク進む。良い子ちゃんだったねぇ。

んで調子に乗って、物理攻撃反射のギリガメラに初見殺しされたのは、私だけではないはず。これはルートは関係ないけどね。

色々と思い出たくさんのゲームです。語り尽くせない。

ああ、あと、

あなたの信じる神様って、ごめんですが、

もしかして、ただのデータではないですよね?(だから私は嫌われる。)





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