詩)街の神経層

庭師は足場となる石の配置を

わざと真っ直ぐにしない

早く歩けない その位置に

見てもらいたい景色があるのだと


T字路の信号待ち 古く寂れたミシン屋に

せめて 人の営みが覗ければ絵となるものを



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