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真女神転生の思い出〜ロウヒーロー編「親友が狂信的アンドロイドメシアに転生してなんだか困った」の巻

カオスヒーローの思い出、意外と検索に、引っかかるみたいですね。じゃあついでにロウヒーローについても語ろう。以降、すぐにネタバレ、注意!ただ、個人的にはこのゲームのシナリオには普遍性を感じており、ネタバレな感じがないんだよね、Hahaha。

あと、ロウヒーローで霊感が湧いたので、急激に変化する世の中に対する提言もさせていただきます。主観的に、メガテンの哲学に感化された部分を話します。キツいなと思ったなら、少し休みながら、やはり、読むといい。

まあ、ノリで行きます。


天使的アクマのロウヒーロー、彼は元善人

ロウは、後々、天使にもその魂が見染められるように、欠点がないクールガイだ。

主人公について来た理由も、自分の彼女を救うためだったかな。序盤からこいつが主人公で良いんじゃないかなぁと思うくらい非の打ちどころがない。後々、一度死んで、天使達に改造されるまでは。

品川のゾンビ街で主人公達を庇って、死霊のボスに魂を奪われたロウは死亡し、ボス戦後、ロウの魂はその束縛から逃れ解放されるはずだった。

しかし、超絶善人の彼の魂は天使勢にマークされており、御遣いに連れて行かれることとなった。

その後、大聖堂でロウヒーローとして転生した彼と再会する。(白いマヨネーズみたいでビジュアル微妙だけど、記憶もあるみたいだし生き返って良かったな)。

神の命にて粛清担当、おつかい?御使い?

主人公としては、品川命でも救われた恩もあるし、ついでにロウヒーローのおつかい(ボスバトル)をこなしてしまう。

会話をしても、彼には以前のような優しさや人間味がない。神の名の下に、天の秩序に従わない者は粛清する。そればかりだ。

“おつかい”とは、この粛清の手伝いだったわけです。それが悪魔的アクマのカオス側に喧嘩を売ることになって、主人公たちはどんどんロウ対カオスの争いに巻き込まれていく。

それで、俺、今日でこのバイト辞めますって感じでロウヒーローの依頼を断ったら、側にいた天使にもめちゃキレられて、その天使を倒して以降、気まずくなった。

今までの旅はなんやったねん!天使どもの改造人間になりやがってー!と思います。

ゲームプレイヤーには分かっていただけるだろうか?以前のロウなら、多くの人々を選別するような、神の天災には反対したのではないかという感覚を。

ロウヒーロー、最期の気付き

結局、別の道を行けば…。ロウヒーローとはカテドラルの最上階で対決の運びとなる。

相変わらず、神が神がとウッセかったです。

ヒノカグツチ(チート感のある武器)で殴ったら、

「これが、、神の思し召しですか、、、僕は再び死ぬのか、、、僕は、、神に選ばれしものではなかったのか、、、神に捧げられし、、そうか、、、、僕は、イケニエに過ぎなかったのか、、、。」

と今際の際に、自分が都合のよい改造人間でしたと気付く。

カオスもロウも、偏ればケモノかロボットの世界

それにしてもニュートラル側から見れば、神の名の下でも、カオスヒーローとやってることが変わらない。

力無き者に死をもたらす非情な世界だからといって、秩序か混沌か極端なものを選べといわれて、違えれば死か服従。その上に立つ世紀末覇者だけがキモティイイ世界でんがな。

彼らの争いと計画に巻き込まれるニュートラルな人達にとっては、ひたすらに迷惑である。

もし、ロウ側が支配すれば、なんでも神の思し召しで、ガチガチの秩序とルール、上層の絶対支配、まるで保存料たっぷりの人生を人々は送りますでしょうね。常に神のご機嫌を伺いながら。

ただし、上手くハマれば承認欲求と安全欲求、特別感、大型組織の所属意識も得られるという大変お得なパッケージです。ただ、問題なのは本音で生きるということが出来なくなるということだ。

本音を失くして生きることの恐ろしさ

想像だが、その本音を他人が失くしているのを見ると哀しくなる。自分が失くしたときにはもう絶対に気付けない、場合によっては死ぬことよりも恐ろしい。

最期にロウが自分のことを神のイケニエと言ったのも、神との関係が切れる直前、犠牲となって初めて言えたことだったのかと。

現実の話、ある国では、神の機嫌を伺うがごとく監視社会が実現していて、国民は自分の行動を逐一記録されている。信用スコアを傷付けないために、誰一人、文句を言えない。おっと、アクが出てきたぞ。

私は、元気で色々な人間が増えて、それらがケモノでもロボットでもなく、有機的に、人間の生き物としてのプログラム、言わばロマンシング・サガを理解して笑いながら助け合って行けたらそれが理想であると思います。

メタ認知は希望となるか?

※ご注意、陰謀論的内容です。

あらゆる洗脳も残酷なパワハラ手法も、人類全体で認知できれは、もう事件か極端な苦しみを生むにまで放置されることはない。羊だとかゴイムだとかバカにされて誘導されることもない。

人々をコントロールする手法をわざわざ紹介してくれている一見アクマのような主張をするマキャベリやアリンスキーさんも、逆に人類にとって、メタ認知を促すヒーローとなるわけです。

第一、人は悪いことなんか幾らでも考えられるんです。ただ多くの人はそれをしないだけです。
デッドボールしか投げない野球をしても罪を問われない貴族なら色々試すのではないでしょうか(例えば話)。
それができる人間の多くは報復から逃れることの出来る、言わば世襲であって、誰も本音で付き合ってくれない寂しさがあると勝手に想像します。

大人になって気付くロボトミー設定

実際にロウヒーローの帽子を取ったイラストがありまして、そこにはロボトミーの跡が…。

↓ニュートラルヒーローの思い出





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