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海外移住のためのVISA取得について

ここのところ、苦手な書類仕事が立て込んでストレスフルな日々だった。
ひと区切りついたので久し振りに友人とランチ&お茶をした。
雑居ビルの中にあるとは思えないオシャレなビンテージ風の内装で、ラテアートも楽しめるcafeだった。
ほぼ友人の居ない私とお茶をしてくれるこの奇特な友人には、海外移住予定である事を話している。
今はVISAの取得が確実では無い段階なので、知人レベルの人たちには未だ話していない。

今日は私が海外に中~長期的に滞在するために、取得しようと思っているVISAについて、簡単にまとめたいと思う。
(取得成功したわけでは無いので、あまり偉そうな事は書けないが…)

移住を計画しているタイには、以前の職場でも少々ご縁があり、その後何度か旅行で訪れて、しばらく住んでみたいと思うようになった。
タイに永住では無く中~長期的に滞在する方法としては、一番簡単そう且つコストが抑えられるのは、ノービザ滞在をギリギリまでして、出入国を繰り返す方法だと思う。
ノマドワーカーでもこの方法で滞在している人は多いと思われる。
我が家もリモートワークが可能な形態なのだが、義務教育中の子どもがいるので、ノマド生活はちょっと難しい。
タイで現地採用の仕事に就くには歳をとり過ぎているし、採用側もいきなり子持ち帯同新人は要らないだろう。
それからタイにはタイランド・プリビレッジ(旧タイランドエリート)という、いわば長期滞在ビザを大金で買うという会員権的システムもあるが、そんな大金は我が家には無い。

そこで我が家が選んだ方法が、子供をタイの学校に留学させて学生ビザを取得し、親はその保護者として保護者ビザを取得して帯同するという方法だ。
今ちょっとマレーシアなどで流行っているらしい、親子留学の家族全員バージョンといったところか。
ご興味ある方は在日本タイ大使館のWEBサイトに、ノンイミグラントEDビザ(学生ビザ)とノンイミグラントOビザ(保護者ビザ)について、詳しく申請方法等載っているので、参考にしていただきたい。

この学生ビザ&保護者ビザについて、実際に取得に向けて動いている間に気が付いた留意点がいくつかある。

まず当たり前だが、就労ビザのように雇用者側がフォローしてくれる訳でも無く、留学のエージェントが(多分)ある訳でも無いので、すべて自分たちで調べて、問い合わせて、各種書類を手配して、自分たちで申請する必要がある。これは結構根気のいる作業だと感じている。
また学校選びも、「留学生」を受け入れてくれる学校である事が必要なので、日本人学校や公立校は選べずインターナショナルスクールやバイリンガルスクールと言った私立の学校を選ぶ必要がある。
こういった学校では留学生受け入れに慣れているので、ビザ取得に必要な書類の用意などはスムーズにして貰える。(別途料金)

また保護者ビザは学生ビザ1名分につき1名分の発給となるため、子供が一人の家族の場合は、父か母のどちらかしかビザを取得出来ない。
母子語学留学が多いのは、そんな理由もあるのかもしれない。

そして保護者ビザはタイでの就労は不可となっている。
そのためフリーランスであるとか、日本の会社に勤めていて完全リモートワークが可能であるとか、これまで貯めた貯金で滞在期間を賄うとか、投資で生活費を賄うとかいった就業形態の方むけの方法である。

我が家は日本に自分の会社があって、そこから報酬を得るスタイルなのだが、日本の税理士さんが「日本の会社から所得を得ていてもタイに住んでいたらタイでも所得税が発生するかも~」と言い出したので、今ちょうど現地に飛んでいる夫が、現地の日泰共同の税理士事務所を探し出して相談をした。
結果、タイに長期滞在している間に日本で得た収入に関して所得税を徴収される事は無い、とのことだった。また、タイに住んでいる間に、日本にある不動産を売却した場合も、売却益に対して何か課税される事は無いとのこと。

タイでの生活について、税制や交通ルールなどの違反をしてしまった場合、大した額では無いので罰金を払えば大丈夫だという論調の情報発信者もいるようだが、やはり日本人だし人の親だし大好きな国に住まわせていただくのだし、出来る限りきちんと調べて遵守したい。

現在ビザ申請に必要な書類を、関係各所にお願いをして用意している最中だが、タイの学校が用意してくれる書類が想定よりも2か月程遅れそうだと連絡があった。なので予定していた移住時期は後ろ倒しになる可能性が出てきてしまった。
まあそんなところもタイあるあるだと思って、気長に行こう。

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