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まだまだ青い

noteに文章を書くようになり日々のくらしの中で何かネタになるものはないか? と考えながら過ごすことが増えてきています。

ネタ探しに躍起になっているこの初夏、中学2年生の娘がムダ毛処理について友達との会話を話しだしました。
「Sちゃん、脱毛(サロン)に通ってるんだって、肌すべすべだよ。」

ついに来た。娘を出産した時からいつかは来ると思っていた話題。美容に興味がない、なんなら美容に関するすべてを遠ざけてきたわたしにとって苦手すぎる話題が。
さらに言えば人見知りコミュ障のわたしの真逆に位置すると言っても過言ではない美意識もコミュ力も高いエステの人と対峙しなければならない時が来てしまったのかとうろたえた。

ちなみにわたし自身はエステのようなキラキラした場所に通うこともできず、脱毛クリーム・テープ・ワックスなどを試し、最終的にはシェービングで脇とひざ下だけをケアするだけの地味な処理。

と、そこに救いの手ならぬ救いのCMが流れた。家庭用脱毛器!! これならいい匂いを体中にまとった美しいお姉さん方とドギマギしながら接することなく娘の悩みを解消できるかもしれない。

13歳でも使用できるのか⁈ いや使用できてくれなきゃ困るとスマホで検索を始めた。
機種・メーカーによって対応は異なっているけれど、13歳でも保護者の管理下でなら使用できるものがいくつかありました。やったぁ。

数日後、家電量販店での買い物ついでに脱毛器の並ぶコーナーをチラリ。予算を立てるため、店頭価格の確認だけのつもりだったんです。そしたら、目当てにしていた機種の少し下の機種が期間限定の割引価格になっていたんです。さらにわたしの誕生月の特別クーポンで2,000円も割引されるんです。

優柔不断で棚の前を何度もウロウロだけして帰ることも多いわたしですが、これは娘のためと意を決し買いましたとも。想像の半分くらいの出費ですんだのも大きかった。

まあ娘のためと言いつつ、家族で共用できるから自分も使う気満々。大いに便乗しますよ。肌質似ているし……跡が残っても気にしないし……まずはわたしがテストしてみるよーと。

そうか跡が残ったり、赤くなったりするかもしれないのか、と思ったら少しワクワクしてきました。10代のころあった傷へのあこがれがまだ残っていたのか。

ケガをして絆創膏を貼ったり、包帯を巻いたりすることへの強いあこがれを持っていた時期がありました。いまでいう中二病⁈
アザにもあこがれたなぁ。
「何年何月西の方角に生まれた背中にアザのある子を皇帝にせよ」みたいなドラマか映画をみれば、自分の体にアザはないかと探した。ぶつけてできた青アザさえ愛おしかった。

わたしのこどもたちも絆創膏を貼るのがすき。
息子に至っては骨折した子にまであこがれている。

こんなとこまで親子で似るのかと、ちょっとあたたかい気持ちになっていたその時、思いましたよ。脱毛器をテスト照射して肌が赤くなったらこのネタでnoteに1記事書けるんじゃないかと。わたしナイス!! これで久しぶりに書けるってね。

さてさて大きな期待を胸に挑んだテスト照射。
想像していたほど大きな音もせず、目の保護用のサングラスも必要なく、意外とあっさり終わりました。
照射した部分が赤くなることもなく……実に安全に( ;∀;)

精神年齢も、ネタへの見通しも、まだまだ青いな。

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