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『ネットワークビジネスの恐怖』タイトルを獲得してからの恐怖/法律を知らない集団

前回、「勧誘時の嘘」の記事を書きました。
前回の記事はこちら↓ ↓ ↓

続いて2番目。

「タイトルを獲得してからの恐怖」

私がネットワークビジネスで初めてタイトルを獲得したのは入会から4か月後の事です。100人リストアップして、友人知人に片っ端から声を掛けていくオーソドックスなスタイルで行いました。

もちろん、白い目で見られたり嫌われたりしました。

変な噂が立って、せっかく取れたアポの待ち合わせ場所に行っても
すっぽかされるなんて日常茶飯事でした。

本来、ビジネスで流通を作ろうと思ったら
自分の友達にはいかないじゃないですか?
普通は新規開拓をして売り上げを増やしますよね。

自分の売りたい商品やサービスを買いたい人がどこにいるのか?
そこに届けるのが商売です。

それなのにネットワークビジネスは欲しい人ではなくて、買ってくれそうな人を見つけるみたいなスタイルが基本です。

『一緒に夢を叶えたいあなたの大切な人に伝えよう!』とか言って、既に持っている知り合いのリストをすべて吐き出させるというやり方をします。

これはマーケティングも何もない
ビジネスとは到底呼べないやり方ですので
上手くいくはずがありません。

私のように、嫌われたり罵倒されたりしながらも、必死で友人知人に伝えて、やっとの思いでタイトルを取った月は本当に嬉しいんですよ。

グループやアップラインの皆さんからも沢山祝福され、人生の絶頂期と達成感を同時に味わいます。

ただ、問題は翌月です。
「あれ?俺、もう伝える人いなくない?」
じゃあどうしようかってなって、ここから泥沼にはまります。

結局ネットワークビジネスにおいての
ノウハウハウツーは無いということがよくわかります。

解決策がないんですね。

ただ、皆さんの持ってる人的な資源を吐き出させる事が何よりも手っ取り早いし、スキルもいらないんです。

普通の企業であれば新しく入った新入社員さんには、まずしっかりと教育をして、様々なノウハウやスキルを身につけてもらってから現場に出しますが、ネットワークビジネスはほとんどそこの教育をしません。

いや、出来ないんだと思います。

結果として、入ったばかりの会員さんに人脈という大切な資源を全て吐き出させて、それを出しきったら使い捨てにするようなグループが、ネットワークビジネスには多く存在しているのも事実です。

また、マッチングアプリ等の出会い系から勧誘を行なったり、異業種交流会に出かけたり。

一度断られた方に再度勧誘に行くなんて事しか言えないアップラインでしたら
すぐにその組織から抜けた方があなたの為
だと思います。

何故なら

再勧誘は法律違反

ですし、マッチングアプリからの勧誘もアムウェイさんでは逮捕者がでています。

要はあなたも犯罪の加担をさせられている


わけで、これを知らずにやっているのが
本当に怖いところですよね。

また、私の実体験で一つ怖いお話をします。

数社目の会社で活動している際に
私のグループのアップリーダーさん
仮にAさんとしておきます。

Aさんがある月に最高タイトルを狙える位置にいました。
その会社の最高タイトルを取る条件はグループ人数2000人、当月の売り上げは約4900万を達成しなければなりません。

途方もない数字ではありますが、そのAさんは残り10日ぐらいでグループ人数が1900人
売り上げは4700万ぐらいまでいっていました。

日頃から大変、お世話になっているリーダーさんでしたので、何とか最高タイトルをとってもらいたいって気持ちはもちろんあったのですが、正直、ちょっと厳しいかな?って感じていました。

そんな中、その最高タイトルを目指しているアップリーダーの直ダウンのビジネスパートナーの方、Bさんから、ある日私たちタイトルホルダーが一斉にサロンに召集をかけられました。

そこで、そのBさんが涙ながらにこう訴えてきました。

「今まで私たちは幾度となくAさんに助けてもらいました。その恩を何とか私たちでお返しできるチャンスがやってきました。
無理にとは言いませんが、今までAさんに助けてもらった恩がある方はここでお返ししましょう!」

って訴えてきたんです。

これ、勘の良い方なら既にわかると思うのですが、そこに召集されているタイトルホルダーで穴埋めしようってことなんです。
来ているメンバーはある程度収入がある人ばかりなのですが、結果私は10名分の申込書と20万円分ぐらいを買い込みをしました。

私がお金払うので名前貸して~って言って回るんです。。
その時にお願いした方から
「だからネットワークビジネスは嫌われるんだよ」
って冷めた目で見られたのを今でも忘れません。

結果、Aさんは見事に最高タイトルを獲得し、大勢の前で表彰を受けてスピーチをしていました。
それを見ていた会員さんの中には、涙を流しながら、次は私がやります!って言ってましたが、内部事情を知っている私達からすると、どこか冷めた目で見ておりました。

アップがタイトルを取るために、グループメンバーが買い込みをしなければならない環境は、さすがにまともではないですよね。

ちなみに
そのアップの方は3カ月目には見事に最高タイトルを落としていました。。

最後に3番目。

「ほぼ法律を知らない集団」

コンプライアンスの部分は皆さん知ってそうで意外と知らない方が多いので、再確認しておこうと思います。

まず原則ネットワークビジネスというのは
俗称でして正確には

連鎖販売取引

と言います。該当する法律は

特定商取引

と言います。
この法律に該当するネットワークビジネスは厳しい法律のもとでしか
ビジネスが行えません。

よくネットワークビジネスを行なっている方が言われているのですが
ねずみ講は違法
ネットワークビジネスは合法
だという見解をお持ちの方が多くいらっしゃいますが、私はその説明は半分間違っていると思っております。
正解は

ネットワークビジネスは特定商取引を守ってビジネスをしていれば合法です。

では質問です!

次回、特定商取引の重要なポイントを解説させていただきます。


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