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岐阜県の旧家、香山家に伝わる家宝『天地の瓢(てんちのこひょう)』と『無我の厘(むがのはこ)』 『無我の厘』には鍵がかけられており、『天地の瓢』には鍵が入っている。 しかし、鍵は『天地の瓢』より大きく取り出すことが出来ない。 先代は鍵を『天地の瓢』に入れ、亡くなった。 自殺とされているが、凶器は見つかっておらず、現場は密室。 この謎に興味を抱いた西之園萌絵は香山家に乗り込む。 そして、先代と同じ状況下で現当主が亡くなった。 家宝と殺人の謎に、犀川と萌絵の師弟コンビが挑む