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アニメ「進撃の巨人」1話から見直し!

TVアニメ『進撃の巨人』、どうも今期で終わらないらしいぞ?ということで。1話からもう一回見直して(3回目)感想を綴ってみることにしたよ。
このままNHKの日曜深夜枠で、原作の最終話まで通してやっちゃうのでは?なんて思ったりするのですが、それはないか…

今日は第1話!見たことある人ならわかるでしょうが、初めて見たときはそれはそれは衝撃的だった『進撃の巨人』の第1話。「もう慣れっこだもんね~♪序盤過ぎて観るの退屈かもね~」なんて思いながら見ましたが。全然退屈じゃねぇ!('ω')
「あぁ~ここ、今となっちゃあとんでもない場面になっちゃったもんなぁ~」とか思ったり、「あぁ~、ハンネスさんだぁ、平和の象徴みたいな人やな」と思ったり。そして観終わった後はやっぱり、なんとも言えない気持ちになったり('ω')

※この日記は考察ではなく感想です。ふつうにネタバレするので、まだ『進撃の巨人』観てない人は気を付けてね。ちなみに筆者はまだ原作最終話は読んでおらず、アニメ軸で進んでおります。

さぁ!オープニング!このオープニング久しぶりやなぁ。このオープニング、立体起動すごくかっこよく描かれてますよね。アニソンが得意でない私でも、この歌は本当つい口ずさみたくなる。

一瞬写るアニや、原作漫画のシーンに胸あつですわ。なんだか、「懐かしいでしょ?この懐かしさも含めて、この漫画とアニメいいよね、あなたも好きでしょ?」って言われてる感じがして、ジーンとくる。うん、作ってる方はそんなこと考えて作ってないね。

『進撃の巨人』第1話って、いきなり主人公の母親があっさり死んじゃうじゃん?とりあえずそれにびっくりしますよね。ただ、そういう描写の物語ってそれなりにある。(目の前で食べられることへの衝撃も、もちろんすごいんですけど)

じゃあなんで『進撃の巨人』第1話にこんなに衝撃を受けたかっていうと、ありえないくらい不気味な巨人を見て、ハンネスさんがすぐ踵を返してエレン達を抱えて逃げところと、その後のカルラの「行かないで…」の言葉なんですよね。

綺麗に書かれている物語だと、まず母親は、たとえ誰も聞いていなかったとしても「行かないで」とは言わない。
ハンネスさんももう少し頑張って戦うと思うし、戦って(援護等入ったりして)倒しちゃうかもしれない。
でもそうじゃない。そこがすごく現実的で、なんだこの現実を描いている漫画は!となったわけです。(私はね)

現実を描いてはいるんだけど、巨人っていう現実にはあり得ない生き物がいて、その巨人がなおかつめちゃくちゃ不気味っていうダークファンタジーの面白さがある。ここだけで、この先物語の軸さえブレなければ、すごく面白い物語になるはず!っていうのが確信できます。

はてさて、久しぶりに見返した感想ですが、ミカサの声が、か、可愛い!最近はもうドスの効いた声しか聴いてないですやん?私たち( ;∀;)
んでねぇ、エレンが「ただ、飯食ってれば生きていけるよ」って言うんだけど、「いいや!私はただ飯食って生きるだけの人生で十分だね!」って毎回思う。笑 自由や外の世界を求めて命かけて戦う人達はすごいですわ。

私がもしパラディ島にいる人だったら、とりあえず壁の向こうは見てみたいとは思う。だから訓令兵になって、中盤~最下位あたりの順位を取って駐屯兵団になるかな。
で、壁の上からたまに調査兵団の人たちの活躍を生で見て、調査兵団ってすごいんだよ~って、他人の活躍を語って生きていきます。はい。

そしてキース登場。作中でこの時のキースの存在を明かされるまで全く気が付きませんでしたよ。わたしは。あの時キースさんが亡くなった兵士の母親に言った言葉…。そこは嘘でも「役に立った」と言ってあげては?と思うんだけど…キースさんってちょっと正直で実直すぎるのかな。
グリシャに「特別な選ばれし者」と言われて、真に受けちゃったわけだし。

あとキースは自分のことを無能と言ったけど、自分の無力を正しく自覚できる人は無能じゃないと思うな。

無能とは程遠い強さを持ってはいるけれど、あそこで「役に立ったのだ」と嘘でも言える強い信念みたいなものが無かったのが、キースさんの弱さなのかな。カルラに強い言葉を掛けてしまったのも、その弱さからくるのかなと思ったり。
だって好きだったころは、愛想の良いカルラのことも含めて好きだったはずでしょう?

キースさん見てると、映画『ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト』の音楽家サリエリを思い出すんです。「神は私にモーツァルトの類稀な才能に気が付く能力だけを与えた」みたいなこと言ってなかったっけ?

アニメ最新話、「懐古」でのキースさんの最後の「にやり」な表情見てからというもの、キースさんの人生考えると泣けてきちゃって( ;∀;)後悔はあれど、最後にはきっとキースさんも自分の人生に納得できていたのだろうなという描写に感じて。この話はまた今度。

ボロボロになって帰ってきた調査兵団を見ても、エレンは調査兵団に入りたいという気持ちは変わらず。グリシャはエレンに対しては、洗脳したり外の世界に興味を持つように仕向けたりして育てたわけではなかったわけで。

おまけに今期のアニメでは、グリシャは「任務を忘れて家族と平和に生きたい」と思ったことがあるような描写もあり。
そんな気持ちを抱いていたグリシャは、エレンに「今まで死んでいった人たちの命が無駄になる」と言われたときは、さぞびっくりしたのでは?

それとも、やはり自分が始めた物語、運命は引き受けなくてはならないと決意を固くしたのかな。

以上、『進撃の巨人』第1話の感想日記でした。

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