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ライブハウスと家族

初めて一人でライブハウスに行ったのはいつだろうか

大学生の頃だろうか。初めて一人でライブハウスに行ったのは。
高校生の頃、90年代前後のバンドブームを体全身で浴びていたから、地元でのホールのコンサートにはよく行っていた。
(そういえば地元富山でのブルーハーツのチケットを取るために繁華街のプレイガイドに徹夜で並んだ記憶がある。そんな時代だ。)
学生時代はまだ友人とライブに行く、ということもあった気もするが、一人で行ったライブの記憶もいくらかある。SIONや真島昌利(ソロ)、グレイトリッチーズの解散ツアーも一人で行ったかなあ。
大学卒業後のeastern youthは常に一人だった。

いつもまにやらお一人様

フェスもそうだが、いつの間にか一人でライブに行くようになった。
元来の協調性のなさで一人の気楽さを謳歌していた。
友人を誘う煩わしさよりも、一人である自由を選ぶようになってしまった。
大学を卒業し、プー太郎生活を経て就職、結婚し、子育ても一段落を迎えようとしている。(経済的子育てはこれからだが、、、)

家族をライブハウスに

甲子園に行けなかったオヤジさんが息子に野球をやらせるように、自分の家族にライブハウスでの音楽体験の素晴らしさを自然に伝えるようになった。
今となっては家族4人分のチケット代は1人分のチケットと違い出費がちと痛かったがそんなことはたいしたことではない。
「借金してでもライブに行く!」という気概は今でもある。

まだ、小学生の子どもたちを奥さんと引き連れて(主に)クロマニヨンズのライブに通った。スカパラや氣志團、くるりやサンボマスターも行ったかな。
時には周りから白い目で見られながらも折り畳み式の踏み台を持ち込んで、ライブハウスの壁沿いに立てた台にチビ達を立たせ、生のヒロトとマーシーの姿を観せた。
我が家では、基本的に「この日のライブに行けるか?」ということよりも「まずはチケットを確保してから考える」という行動をとっていた。

大きくなったなあ

4枚のチケットを4人で、ということが難しくなってきた。
当然だ。子どもたちは大きくなり、いろんなことで忙しくなり、無理やり引き連れることもしなくなった。家族とはいえ価値観は様々だ。
「今回はやめとくわ。」と答えることも増えてきた上の子もなぜかクロマニヨンズだけは「行く」と即答する。
(2人とも胎教からクロマニヨンズだったからなあ)

下の子はついに来月1人でのライブハウスデビューを迎えることとなる。
今後の人生で数えきれないくらいフェスやライブハウスに行けるんだろうな。うらやましいなあ。

、、、こっちはもう数え切れるんじゃないかな。
こっからのライブは一期一会だな。

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