今後の人生どうしたい?

 一刻一刻とNZでの冒険に幕を下ろす日が近付いている。1年くらい前から「今後の人生で何となくこうしたいな」と薄々思っていたことがあった。ただ当時は「自分の考えは甘いのだろうな」とか、「僕のことだからすぐに飽きるかな」とか、「他の人にアホみたいに思われるだろうな」という気持ちが先行して、なかなかその気持ちを文章に書いて表現することができなかった。だけど1年以上経っても心のどこかでその気持ちは続いているので、ここで少し表現してみたい。

 まだ恐らく人生の半分も生きていないだろうけど、ここまでに既に色々とあった。その中でも大きな転換点の2つが「溺れていたお酒を断ったこと」と「引きこもりから脱出したこと」だと思う。これらの経験を活かして生きていきたいと考えているのだ。勿論まだそれをメインの仕事にするのか?とか、どんな形で経験を活かすのか?などは自分でもよくわかっていない。場合によっては学校に通い直す必要もあるのかもしれない。だけど少なくとも「引きこもり」や「アルコール依存」で苦しんでいる人は、本人だけでなく家族や関係者含めて多くいるし、どんな形であれ自分の経験や学びが生かせる場所があるのではないか?と感じている。

 一時期Twitterでアルコール依存からの脱出を目指している方々と比較的高頻度で交流している時期があった(実はその時期に引きこもっていた)。自分は幸い29歳で酒と決別することができたけど、アラフォー以上、主に40代や50代でお酒をやめたいのになかなかやめられずに困っている方々と(オンライン上で)出会った。度々ひどく泥酔して本当に苦しい、それでも手放せない、そんな状態の方々ともお会いした。何がこの人たちを苦しめているのだろうか?どうすればこの苦しみから抜け出すことはできるのだろうか?そんなことを自分なりに考える日々だった。

 引きこもりもそうなのだけど、やはりどこかに「生きにくさ」みたいなものを感じている人が一定数いると思う。必ずしもそれは、はっきりとした形で何らかの「精神疾患」と形容されるものではないのだろう。それが環境や状況に応じて「アル中」になったり「引きこもり」になったり、また別の種類の依存症や自傷行為に繋がる人もいるのだろう。どこに「生きやすさ」のヒントがあるのか?それを見つけることが、多くの人たちに共通した課題のように思う。

 こんなことを書いているけど、自分自身もまだまだとても不安定で偉そうなことは言えない。それでも少なくとも、実際にお酒を断ったとき、引きこもりから脱出したときには、何か自分なりに「ヒント」を見つけたからこそそれが可能だったのだろう。勿論沢山の支え、環境、状況に恵まれていたのは間違いないけど、最後は自分自身が見つけた「ヒント」に後押しされたはずだ。もう少し自分の当時のことを振り返りつつ、似たように人生を好転させた人たちの話も聞きながら、自分にできることをしていこうと思う。

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