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ハーフマラソンを走る

 NZでは少しずつ日も短くなり、朝晩の冷え込みも厳しくなってきた。今朝の気温は0度だった。日中は15度近くまで気温が上がるので、そこまで「冬本番」という感じではない。だけど2カ月くらい前までまだ夏の余韻があったことを考えると、一気に冬が近づいてきたなあと思わずにはいられない。

 さて、明日8カ月ぶりにハーフマラソンのレースに参加する。これがNZでのラストランになりそうだ。2017年にメキシコから日本に帰国した後こうしてレースに参加するようになったけど、結局ハーフマラソンが1番好きで、1番走ってきた。明日で人生で10本目のハーフになる。そんなハーフマラソンの魅力について少し語ってみたい。

1.距離が丁度良い
 これが最も大きな要因だ。フルマラソンにも2度参加したことがあるのだけど、僕にとっては長すぎた。2度とも無事完走はできたのだけど、トレーニング不足で途中歩いてしまうことがあって、しっかりレースを展開できたとは言い難かかった。十分にトレーニングを積んでいれば違ったのだろうけど、仕事もしていて他の趣味もある中で走ることだけに多くの時間を注ぎ込めない自分にとっては、フルマラソンを走り切るだけの準備はできなかった。
 逆に10kmだと物足りない。10kmレースにもたまに参加するのだけど、どちらかと言うとトレーニングの要素が強い。練習量や心身の状態にも依るけど、ランナーズハイになるのが大体10-15kmのことが多く、その前にレースを終えてしまうのはどこか寂しいのだ。ハーフが丁度良い具合に別世界も見られて、苦しさも達成感もある距離なのだ。

2.トレーニングがしやすい
 先ほどのこととも重なるけど、フルマラソンを走り切るためにはそれなりの準備が必要になる。できればレース前に実際に35-40kmを数回は走っていないと、途中で歩かずに完走するのは厳しいのでは?と思っている。一方でハーフではその距離が15-20kmになるのだ。元々どれくらい運動をしていたかにも依るけど、日頃から多少運動をしていれば、数カ月準備すればその距離は走れるだろう。結果的にハーフでは、「実際に走ろう」と思ってからレースを走り終えるまでの期間が結構短くて済むから、適度にモチベーションも保たれたまま、レース本番までを駆け抜けることができる気がする。

3.公道レースが多い
 これは数年前までに僕が日本で経験していた環境なので、場所や時代によって変わることだと思う。だけど10kmくらいのレースだと公道を使うよりは、公園や街中の敷地の一部を借りて行われるトレーニング的な周回レースが多かった。一方でハーフだと、地域をあげて公道を閉鎖して行われるレースが結構ある。地元の人たちが手を叩いて応援してくれたり、レースの雰囲気がとても良いものが多かった。そういうレースでは当然良い具合にアドレナリンも出て、普段以上の力が出せたりする。実際に走ってみればわかると思うけど、あの感覚は病みつきになる。

 まだまだ書きたいことは沢山ある。レースまでの具体的な準備の仕方とか、これまで参加したレースの思い出とか。これは今後気が向いたときにまた書こうと思う。とりあえず明日のレースが楽しみだ!

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