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本日発売!「ロシア・チェチェン戦争の628日~ウクライナ侵攻の原点を探る」(清談社Publico)

 本日2022年6月15日、拙著「ロシア・チェチェン戦争の628日~ウクライナ侵攻の原点を探る」(清談社Publico)が発売開始となりました。

 この本は、ロシア・プーチン暴走の起点であり、大ロシア主義西方拡大の起点とも位置付けられるチェチェン戦争のルポルタージュです。

 1年間の新婚旅行をするつもりで二人でモスクワに着いたのは、独立宣言していたチェチェンにロシア軍が攻め込んで3週間が経ったときでした。

 ひょんなことから、ロシアで反戦活動をする日本山妙法寺の仏教僧侶、ロシア人やウクライナ人の仏教僧侶、モスクワ在住のチェチェン人、戦場に送られているロシア兵の母親たちと知り合いになりました。

 そして、歴史の渦に巻き込まれるようにチェチェンに通い、16回も現地に行くことになったのです。

 この本は、そこで見聞きした体験談です。タイトルにある628日とは、第一次チェチェン戦争の日数。この本は「カフカスの小さな国~チェチェン独立運動始末」(小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞)として1997年に出され、本の最後は明るい未来を予兆させるような形で終わっています。

 しかしその後、ヴラジーミル・プーチンと言う人が権力の座につくなり、第二次のチェチェン戦争を始めました。

 今回上梓した増補改訂版では、最初の戦争で知り合った人たちが、再び始まった戦乱の中でどうしているか尋ねる旅を新たな章として追加し、さらにはウクライナ戦争に至る出発点がチェチェン戦争だという視点の最終章を加えてものです。

 私の人生の原点とも言える本を再び世に出すことができました。

ご注文は下記から↓

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784909979339



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