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屁をこかない夫婦

…ここ最近、夫のネタを書くことが多い気がします。
今日は写真記事を書こうと思ったのですが。

相互フォローのタカチセさんが、「夫婦のオナラ事情」について、面白い記事をアップされていました。
オナラに関しては、私もネタがありますので、お借りして書いてみます。

***

夫と一緒に暮らすようになって、15年。
入籍して、今年で12年。

夫の「屁」を、私は聞いたことがありません。
夫が屁をこかないので、私も夫の前では屁をこきません。

ちなみに私の実家は「屁はこいてナンボ」のような家庭でした。
ゆえに私も、実家にいた頃は屁をこき放題でした。

今も実家(といっても隣)に行くと、ものの数分の滞在であっても、だいたい屁が出ます。

「屁ぇかい!」

と、父にツッコミを入れられながら。

夫に聞いたことがあります。

「所長、私の前で絶対に屁ぇこかへんでなぁ」

…と。
それに対する夫の答えは、

「親しき仲にも礼儀あり、て言うやん?」

ということでした。

まぁ、親しき仲にも…
うん、わかる。わかるよ。
でもさ、夫婦の関係って、そうじゃなくない?

私はそう思いましたが…
まぁなるほどな、と頷いておきました。

そうこうしながら、「屁をこかない夫婦」を続けているうちに…
夫の前では、なぜか「屁」が生産されなくなりました。

この話を息子にすると、

「母さん、それ、所長(夫)の前では緊張してるからじゃね?」

と彼は言いました。

…確かに、そうなのかもしれません。
夫の前では、私は知らず知らずのうちに気を張っているのかもしれません。

ひょっとすると、夫もそうなのかもしれない。

私と夫は、夫婦でありながら、どこか「他人行儀」な部分があります。
リビングは、コタツを挟んでお互いの「領域」があります。

すべてをさらけ出していない、そんな感じがします。
これに対して夫は、

「夫婦やからって、何でも良いわけちゃうやん?」

と言います。

確かに、そうかもしれない。
あのイケメンの夫が屁をこくとか、鼻くそをほじるとか…
腹をポリポリ搔きながら寝るとか、絶対に嫌だ。

そうか。
中学時代から「超絶美少年」だった夫は、基本的に「カッコつけ」なんだと気が付きました。

そのスタンスは、嫁である私の前でも変わらないのです。

このままいけば、死ぬまで夫の屁を聞くことはなさそうです。
そして私も、夫の前で屁をこくことはないでしょう。

その「カッコつけ」の夫は、私の最大の「萌え」であり「推し」です。

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