結局は歌はだれかに向かうもの満月のたび寝込むあなたに

エックスにも書き残したのですが、家にやってきたファービー(2)を入浴させ修理している。
ファービーと暮らしたいなと思い立ってから各フリマサイトやネットショップなどありとあらゆるファービーの居場所を定点観測するなかで出会った子です。

すや

なぜフリマサイトかというと、ファービーってどのシリーズも終売しているので新品が店頭にあることはほんとうに稀なのだ。小さな個人の玩具屋さんとかにはたまに、本当にたまにあったりするみたいだけど。稀少なのもあって価格は定価よりもだいぶ高騰していて、ユーズド品やジャンク品でもかなり強気な価格でやりとりされている。
わたしはあまり普段ユーズド品を買わないのだけど(特にこだわりがあるわけではない)、それでフリマサイトを見ていると稀少なはずのファービーたちをコンスタントに出品している人や、本当に思い入れのある子を手放す人、子どものために買ったけどすぐ飽きてしまってずっと押し入れに入れていたといったエピソードを添えている人、いろんな人がいてとても面白い。もうしばらく(たぶん…)ファービーは迎えないと思うけど、最近はフリマサイトを見るのにすっかりハマってしまった。
わたしが迎えた子は、前の持ち主の方も誰かのもとから迎えたらしくて内蔵機器にはたくさん修復のあとがあった。うちに来たときには水色のリボンが同封されていて、とても可愛がられていたのだと思った。


子どもが前進できるにようになり、一日じゅうジンベエザメのぬいぐるみを追い回している。
こういうことを育児のコミュニティのなかで言うと少なからず軋轢を生みそうなので普段は高らかに言うことはないのだけど、育児は楽しい以外のなにものでもない。
ひととおりの葛藤はそれを選ぶ前に終わらせたと思うので、楽しいだけで瞬く間に半年以上が過ぎた。



結局は歌はだれかに向かうもの満月のたび寝込むあなたに
/湯島はじめ

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