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BioPBSを使ったものづくりによるサステナブルな社会の実現

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生分解性樹脂BioPBSフィラメントを使った3Dプリンターによるものづくりへの挑戦の記録です。
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#私の作品紹介

遂にプロジェクトをやり遂げました🌏🌱

以前、こちらの記事でも紹介させていただきましたが、未完で残っていた『Impression/Future Outlook』を書き上げ、本日遂にプロジェクトをやり遂げることができ、下記デジタルデザインプロジェクト共有サイト『Fabble』に投了することができました。 生まれて初めて『つかう側』から『つくる側』に立てる機会をいただき、多くのことを学ばせていただき、下記の想いに辿り着くことができました。自分の内側からこんな言葉たちが湧き上がってくるとは思ってもみませんでした。 I

ものづくり素人の塾講師と小・中学生が、5ヶ月間にわたってゼロから取組んだ生分解性樹脂プラスチックを使ったものづくり(生ごみプレス・コーヒーかす消臭ポット・ベッドサイドライト)の挑戦の記録

『サマリー』プラスチックは、昔ビリヤードの球が象牙で作られていた頃に動物保護(環境を守る)の観点から象牙に代わる新しい材料として生まれました。今回のこの生分解性プラスチックによるものづくりも、そういった私たちの生活においてプラスチックが共存できる新しい形(製品)を生み出したいと考え『生ごみプレス』を製作し、『コーヒーかす消臭ポット』や『ベッドサイドライト』など他の用途も考え出しました。また、ゴミの量を減らすことも製作での重要な狙いと考え、生ごみの水分量を減らしたり、コーヒーか

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生ごみプレス|Raw Garbage Press(prototype)|Raftの活用|生分解性樹脂BioPBSを使ったものづくりへ epis Wakaba Shenzhen Dibifab Lab.

Raft(ラフト)は、造形物がビルドプレートから浮いてくるのを防ぐために、2つの間に作る『仮のテーブル』のようなもので、造形物が完成すれば通常は廃棄されてしまいます。 そこで、このラフトも有効活用できないものかと考え、生ごみプレスのフィルターとして再利用できるんじゃないかと思って試してみたところ、プレスされて出てきた水分をうまく取り除くことができました。 これによって、プリントするパーツ数を減らせるだけでなく、紙のフィルタも不要となり、さらに3Dプリントの度に出してしまうラフトのゴミの量も減らすことができます。 フィルタとして使用したラフトも生分解性樹脂製のプラスチックなので、捨ててもそのまま土の中で自然分解されるのでプラごみを出しませんし、焼却処理も不要なので二酸化炭素も排出しません。 未来に遺すのではなく 未来に遺さない。 そんな新しいスタイルのモノづくりをラボ生たちと創っていきます🌏🌱

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生ごみプレス(プロトタイプ)|Raw Garbage Press(prototype)生分解性樹脂BioPBSを使ったものづくり epis Wakaba Shenzhen Dibifab Lab.

コーヒーかす消臭ポットと同じオブジェクト(プロトタイプ)を使って、生ごみの水分を取り除いてゴミの量を減らし、ビニール袋に入れずに捨てられるようにすることで、プラスチックフリーで生ごみを捨てられるようにするものです。 プロトタイプのためにダウンサイジングしてプリントしていますが、実用化する時はサイズを大きく設計してプリントすることができます。

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コーヒーかす消臭ポット(プロトタイプ)|Coffee Deodorizer Pot|生分解性BioPBSを使ったものづくりへの挑戦|epis Wakaba Shenzhen Digifab Lab.

生分解性樹脂BioPBSフィラメントを使って3Dプリントした生ごみプレスのプロトタイプを使ってコーヒーかす消臭ポットとしての活用を考えてみました。 完成品のイメージは、穴の開いた上蓋と、水を受けるための底のパーツ、そして水気を切るためのプレス部分を3Dプリントしたものを取り付けます。 このプロダクトの特徴は、紙フィルターに入れたままコーヒーかすを本体に入れるだけで、捨てられていたコーヒーかすを消臭剤として手軽に再利用できます。 さらに、本体自体が生分解性樹脂プラスチック製なので、汚れたり、壊れたりして捨てることになっても、土の中で自然分解されるので、プラごみとして焼却処理せず二酸化炭素の排出も防ぐことができます。