『都影』

【都影】　作詞　瀧川一夢

僕が心配に思っている事は
本当はたいしたことないんだ
あの日のことだってそうさ
今になればたいしたことないって思える

大抵のことはできると
今でもそう思っているんだ
眠れない夜の悲しみも
癒すことさえできずにいるのに

先の見えない果てしない夜を
あなたはただ覗いてるだけ
はち切れそうな思いは誰も
わからないし止められないんだ

永い夜を越えて
受け入れるだけの日々で
あの日のこともきっと
忘れてしまうのだろう

寂しさも悔しさも
今この時だけのものだとしたら
先の見えない果てしない夜が
先の見えないどうしようもない夜が
明ける

この曲は僕が家族と離れ、生活を始めた頃に作った曲です。夜一人、眠らない窓辺を眺めていると、無限の闇に吸い込まれていってしまうようなそんな感覚になる。誰かに話して、スッキリするならそれでいい。でも、誰にも言えないことやわかってもらえないこと。眠れないほど悩んでる『その』事は誰にもわかってもらえないまま時間が解決する。時間がかかる。きっと夜が明ける。

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瀧川ハジメ