ワインと口紅
よくワインを飲んでいるときに、ワイングラスに口紅をつけてしまうことってありますよね。
マナーのサイトなんかを見るとワイングラスについた口紅は、指でぬぐい、その指をナプキンでふくようにしましょう、親指と人さし指で、口紅の跡がついている部分を軽くすべらせます、できるだけ目立たずにふき取るのがスマートです。なんてもうこれで決まり!!みたいな感じで書かれていますが実際はどうなんでしょう
人によって
『指で拭うにきまってるじゃないか』
『ナプキンで拭くのはマナー違反です』
『グラスをに付いた口紅を指で拭うのは日本だけのマナーだ』
とか
『ワイングラスについた口紅は拭かずに、ライトに照らしてください。あれは一つの調度品です。』
『そもそもグラスにべったり口紅が付くのは娼婦の証で、大変下品』なんて強者な意見も(笑)
日本だけのマナーだというのは、どうやら本当らしくグラスなどについた口紅を指でふき取るという動作は、西洋風のテーブルマナーで言えば、作法として間違っているそうです。指でぬぐうと、すっごく奇異な目で見られるとか。
海外の方や現地に住んでいる日本人の方は、口紅が付いていても堂々としている事が多い反面、ディナーの時にしょっちゅう手で拭う人がいるが、それは大抵日本の方だ、みたいなことをどこかで読んだ事もあります。
しかしながら日本の伝統的な茶道の作法で言えば、前述の拭う動作は、作法として至極正当な行いだそうです。
こういった流れから、日本では口紅が付いたグラスを指で拭い、汚れた手は、ナフキン若しくはテーブルクロスの内側で拭くというようなのが一般的なようです。
日本と海外では文化も違えば食生活も違いますし、色々難しくなってしまいましたが
結局、最終的には
『口紅があまり付かないようにする』
てことが一番のマナーな様ですね。
口紅が付かない(付きづらい)方法としては、ナプキンであらかじめ口紅を軽く押さえる、ファンデーションで唇に膜をつくって落ちにくいようにする、水や唾液で唇を濡らすとか色々あるようです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。