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自信を持って「大丈夫だよ」と言うこと

最近気づいた私の使命

最近、私、自分に大きな使命があることに気づいたんです。

それは目の前の人に「大丈夫だよ」と言うこと。

ただ「大丈夫」と言うのは簡単なことなのですが、私の言う「大丈夫」は、 東洋医学の専門的な見地から、無責任ではなく自信を持って大丈夫と言うこと。

こころの底から「大丈夫」と言う


目の前の方のからだを、こころを観て、全体のバランス、脈、舌、ツボの反応、からだの動きから総合して、鍼灸師である私が、こころの底から「大丈夫」と言うことが、私の大きな使命だと気づいたんです。

私は、西洋医学を否定するつもりは全くありません。

血液検査をはじめとする、様々な検査データから導き出された診断があって、その上で病名が決定し、東洋医学的にどうなのか?と、私のところへ来院したり、大切な家族を連れて来ていただく機会がたくさんあります。

西洋医学の治療方針に納得できなかったり、不安があったり…絶望的な気持ちを抱えて来院される方がいらっしゃるのです。

私は、東洋医学的な立場から診させていただき、最善の方針をご提案したい。

「大丈夫」と責任を持って言いたい


私は、無責任に大丈夫とは言いません。目の前の方が、私に「大丈夫」と言って欲しいことは知っています。でも、私は、私の「大丈夫」に責任を持ちたい。ひとりの人間としてだけではなく、鍼灸師とし責任を持ちたい。

しっかりと診させていただき、病院で治療した方がいい場合、必ずお伝えさせていただきますが、私で手におえる症状の場合、大丈夫だとこころの底から伝えたいんです。

からだをしっかり診させていただくのですが、自分が大丈夫だと思った瞬間、ホッとするんです。

重圧のかかる仕事なのですが、とてもやりがいのある仕事です。

重圧で鍼灸師を辞めたくなる…


毎日、重圧のかかる案件を抱えていると、たまに投げ出してしまいたくなるくらい、暗い闇の中に沈んでいってしまうことがあって、私は何度も何度も、鍼灸師を辞めようと思ったことがあります…

でも、辞めたいと思う度に、鍼灸師で居続ける意味を教えてくれる方々が目の前にあらわれるんです。

その度に「縁」というものを実感します。

私たちは、ひとりで生きていない


私たちは、ひとりで生きていないのだと思います。

バレーボールに例えると、レシーブする人がいて、トスを上げる人がいるから、スパイクが打てる感じ。

病を抱えた人がいて、病を抱えた人の背後にはたくさんの方々がいるのだと思います。

病に倒れた人、病に倒れた方を支える人、お父さま、お母さま、友だち…数えたらきりがないくらい、目の前の方の背後に、たくさんの方々がいるのが私には見えます。

言い方はかっこいいかも知れませんが、誰かにとって私自身が「最後の砦」になる可能性があって、たくさんの方々の想いを全て背負って、私は目の前の方に向き合わなくていけない時があります。

私も、出会いによって成長させていただいたし、今の自分があるのは、みなさんに出会えたからこそだと思えるのです。

鍼灸師としての覚悟


私、鍼灸師としての覚悟があります。

亡くなる直前までからだを診させていただくこともありますし、往診に行かせてもらったり、たくさんのドラマのような現実を診させていただきました。

…私が定期的に鍼灸師を辞めたくなる気持ち、なんとなく理解してもらえたでしょうか?

正直、仕事としてはできないなぁと。お金をもらってからだを診させていただくわけなのですが、単なる仕事ではなく、人間としてやっている業に思うんです。私の使命だと思い、誇りをもって鍼灸師という職に就いています。

本を読んでいても、主人公が病気で亡くなりそうになったら、どうにかしてでも診に行きたいと思います。本気で…

「大丈夫」を言うために、日々技術を磨き続ける

私の「大丈夫」が誰かを救うことができるのなら、「大丈夫」を言うために、私は日々技術を磨き続けることができます。

なんのために勉強するのか?と言われたら、目の前の方に「大丈夫」を言うためなのだと思うのです。

だから、大丈夫と言わせてください。

全力の大丈夫を、大丈夫と私に言ってもらいたい人に届けたい。

大丈夫と言うことが、私の使命です。

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