映画レビュー(18)「ヤッターマン」

「ヤッターマン」

(2009年 04月 03日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)
 賛否両論のこの作品ですが、ここまでアニメを再現しますか、というほど忠実に再現している。
 どこまで忠実か、というと「寒いギャグ」とか「マンネリな倦怠感」まで再現しているわけ。
 しかし、その点を批判的に論評する気はない。
 なぜならば、既に当時のアニメ自体が、アニメ特有の「寒いギャグ」とか「マンネリ感」に対する一種「斜に構えた笑い」を、キャラ自体に演じさせるというものだったからである。
 それを忠実に再現している。設定自体、彼らは「毎週一回戦っているのである」だし、そしてエンドロールの後に、「次週予告」までが存在するというオチ。
 さらに、子どもには無理でしょうという「お色気ギャグ」とか。
これは、もう「メタ・ヤッターマン」だ。
 一種の快挙。

(2023/08/22 追記)
 ドロンジョの深田恭子さんが最高でした。
※この映画のせいで、「読書記録゛(どくしょきろぐ)」の過去記事、理想のタイプを問われれば・・・、
のアクセスが急増した。ドロンジョ様の魅力のせいか。

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