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飛び地について

みなさん、こんにちは!


突然ですが、ここがどこか分かりますか??

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そうです、岐阜県です。


私は岐阜県に遊びに行くのが好きなので、
落ち着いていた時期はお盆休みに岐阜県への旅行を予定しておりましたが、
感染拡大防止のため止めることにしました💦

とても残念なので、今日は岐阜県の話をしたいと思います。

岐阜県で一番人口の多い市町村はどこかご存知ですか?


これは簡単ですね、県庁所在地の岐阜市です。
赤い部分が岐阜市です。


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では、人口第2位はどこか分かりますか?


これは少し難しいかもしれません。





第2位は大垣市です。


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大垣市には桜が有名な大垣城や、豊臣秀吉の伝説が残っている墨俣城があります。


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赤い部分が大垣市です。

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これを見てわかるように、大垣市は飛び地なんです。

しかも、日本で唯一の二重飛び地です。

車で走っていると、大垣って広いなあと感じますが、まさか二重飛び地だったとは!

知らぬ間に市町村境を通り過ぎていたわけです。


大垣市がこのような形になったのは平成大合併が行われていた1990年代後半から2000年代前半です。

政府主導で行われたこの政策では、地方自治体を拡大し、地方の財政基盤を強化することになりました。

オペレーション上の無駄も省けますしね。

合併特例措置などの優遇策もあり、一定の効果はあったようです。


しかし、本当に潤っている自治体は既得権益を守るために合併を嫌がります。

愛知県は地方交付税の不交付団体数が長らく1位です。
※お金持ち自治体は国から地方交付税をもらえません。

黄色くなっているのがお金持ち自治体です。

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ちなみに、豊田市は小さい村を取り込んだりしています。

愛知県にも財政難の自治体はあり、合併すれば地方交付税の交付対象になることも考えられ、県全体で見るとその方が助かるのでしょうが、既得権益を守るためになかなか重い腰を上げるには至らないと推測します。

名古屋市は人口も多く、財政難です。

これは守る側からしたら仕方のないことに思います。



さて、大垣市に話を戻します。

大垣市の場合は、平成大合併の際に、「隣同士の仲が悪いこと」が二重飛び地の原因のようです。

元々の大垣市は真ん中のエリアで、上石津町と墨俣町がくっついた形になります。

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大垣市の行政のオペレーションはなかなか大変そうですね。


美味しいつけ麺屋さんもある大垣に遊びに行けるご時世になるのを心待ちにしています。


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