Cryptoが100Tドルになるための思考実験

※この記事は2022年1月18日にBanklessより発行されたメルマガを意訳したものです。

2年前には$15Bの評価額で取引されていたETHは
今や1兆ドルにまで届こうとしている。

しかもPoSやEIP1559もなく
ただDefiという新しい金融システムの担保としてETHへの
期待が上がっただけでここまでの発展を遂げた。

Cryptoは今や数兆ドルの資産クラス。

イーサリアムが1兆ドルの評価額に達することは
時間の問題でしょう。

しかし、もっと期待すべきは
この業界の可能性はまだこれからだという事です。

現在、FRBの複数回の利上げ予測で
かなりの不確実性が生じ、Cryptoは下降しています。
ただ、これは重要ではありません。
あくまで短期的な現象です。

長期的に見れば
Cryptoは100Tドルクラスになるでしょう。

これから、なぜそうなるか?
の思考実験をしましょう。

そこには2つの重要な要素があります。

1.現代史における最大の富の移転
2.資本の流れに基づいて市場がどのように動くかを過程した最近の学術論文


1.現代史における最大の富の移転

ある調査によると、今後の20年間で
6800万ドル以上を
・ミレニアル世代
・ジェネレーションX
に譲渡することになっています。

これは、近代史上最大の富の移転の一つです。

これは重要なことなので
頭の片隅にでもおいておきましょう。


■日弾力的市場仮説

昨年、投資家の間で話題になった論文がある。

その論文は、
グザビエ・ガベックス
ラルフ・S・J・コイエン
が執筆したもので
資本の流入と流出に基づいて
資産がどのように動くか
を仮定したものだった。

それは、
資産を1ドル買っても
市場の評価額が
1ドル上がるという
相関関係はない、
という主張。

むしろ、1ドル買うと
資産とその流動性に応じ
評価額がXドル増加する
という非弾力的な反応になる。

この研究によると
係数Xは約8で
1ドルの資本が
時価総額を8ドル増加させる。

ちなみに、BTCの係数は
暫定的に約20前後です。

つまり、BTCに1ドル流入すると
時価総額が20ドル増えるということです。

ここで、初めに戻りますが
今後の20年間で、
ミレニアル世代・Z世代
にわたる6800万ドルは
株や不動産などの
様々な形で渡されますが
Cryptoに流れるのはどの程度でしょう。

現在は、そのうちのごくわずかしか
Cryptoに投資されていないでしょう。
ベビーブーマー世代は、
インターネット上のお金に興味はありません。

しかし、ミレニアル世代やZ世代は
Cryptoに対しかなりオープンで楽観的です。

さて、ここからが思考実験です。
この6800万ドルのうち、どれだけが
Cryptoに流れて、時価総額に
どのような影響をもたらすでしょう。

まずは小さく考えます。

非弾力係数20を適用すると
Cryptoの時価総額は1.3ドル以上
つまり今より50%増加します。

ミレニアル世代は
Cryptoへの投資に前向きです。

仮に68Tドルの1%が流れるとすると
$680BがCryptoに流れこみ
投資額が$13T増加、合計$15Tになります。
これは、現在の10倍の増加です。

現在の評価額は
・BTC:30万ドル
・ETH:2万7000ドル
です。

しかし、1%でなく
5~10%まで伸びるはずです。
10%にもなれば100Tドルの大台を
突破します。

しかしこれらはあくまでも思考実験で
すぐに変化するものではないことを
覚えておいてください。

大事なのは、長期でのホールドです。

今は、人類史上最大の富の移動の
真っ只中にいます。

さて、どれだけの富がCryptoに
流れこむでしょう?

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