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2/8 言うなれば味噌汁

大学時代、僕ら軽音楽部の部室は
「談話室」と呼ばれていて。

漫画読んだり、ゲームしたり、麻雀したり、ただただくだらない話をしたり。

授業終わって、そこに行けば誰かがいるので、
そのまま飯食いに行って。


社会人になって、京都の飲み屋に入った。
10席あるかないかの狭いところで、
ざっくばらんな女将さんと音楽の話で盛り上がって、
しばらく常連になっていった。

仕事終わって、そこに行けば誰かがいるので、
終電まで飲んで、いい気持ちで帰って行った。


いつしか新入社員から、中堅になり。
仕事の量も増え、京都まで通うのが辛くなり
地元の駅前で飲めるところを探した。

出来るだけ落ち着いて飲めるところ、
ガヤガヤしたところはちょっと苦手。
女の子がいるようなお店も仕事終わりはそんな気分じゃない。

そうして一軒バーを見つけて、
なんだかんだ喋ったりしているうちに、
常連さんたちとも仲良くなり、
居心地も良くなって。

なんか1人で飯食うのもな、って思った時は
そこに行けば誰かがいるので。


そこに行けば誰かがいるので。

そこに行けば誰かがいるので。


そこに行けば誰かがいる、ということの価値は
僕はすごく高いものだと思っている。

それは、安心という言葉が似合う。

それは人によって様々だろう。
それがオンライン上だったりもするだろう。


そこに行けば誰かがいる、

ずっとその誰か、に助けられてきた僕は
その誰か、になりたいと思うようになった。

ちょっと喋りたいなと思った時に連絡とれば、
誰かと飯食いたいと思った時に呼べば、
辛い時や悲しい時に、
楽しく過ごしたい時に、

そこに僕がいます。
1番、ではないけど、
なんかいると安心する奴
そんな人になれればいい。

表現方法は、なにも店を持つとか
そういうことだけではなくて、

文章を読めば
映像を見れば
会話ができれば
とりあえず会えれば

色んな方法で

そこに行けば僕がいる、という事を
体現できるのかも知れないな。



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