4/23 バカになれ
思いっきり、
何かに振り切る事ができない。
世間体や、人からの見え方、恥ずかしさ
中途半端な技術
そんなものが邪魔をして
振り切る事ができない。
学生時代に、深夜ラジオのハガキ職人をした時期があったんだけど、
その当時の深夜ラジオは
「下ネタ」が多かった。
というか、下ネタが自由に言える場だったし
そういったものを笑いに持っていける人が
強かった。
深夜ラジオでの自分なんて、
名前もペンネームだし、
知り合いの誰が聞いているわけでもないのに
下ネタが書けなかった。
なぜか、気取ってしまった。
大人になり、社会人になり、
先輩にガールズバーに連れて行かれた。
先輩は、それはそれは楽しそうに、
女の子とバカな話をして過ごしていた。
それに「やめなさい」といなして
話を盛り上げることはできたが、
自分からはそんな話はできなかった。
「山ちゃんはまじめ」
そんな認識が店の女の子には定着していて
ガールズバーにおいて
「まじめ」という評価を得てしまうのは
死ぬほどダサいなと思ってしまった。
瞬間的に、振り切っておどけることはできても、
長続きせずに、トーンダウンしてしまう。
なにも下ネタに限ったことではない。
僕は振り切ったバカになれない。
どこかでブレーキをかけてしまう。
周りの目を気にして、
世間の評価を気にして、
振り切って行動できない。
そんな自分を死ぬほどダセえなと思う。
無我夢中、猪突猛進
そんな風に、毎日を生きている人を
羨ましく思う。
このコンプレックスが
無くなる日はくるのかな。
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