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うまくいかない!数字に弱い経営者

若いころは雇用主である経営者、会社経営時代は取引先の経営者、そして今では多くの仲間である経営者や、クライアントである経営者様など数多くの経営者とお付き合いさせて頂いている中で、どんな時代でも舵取りをうまくやられる経営者、そしてうまくいかない経営者の特徴が分かってきました。

その "うまくいかない経営者" の特徴の中でも「汎用数字、財務数字に弱い経営者」に絞ってお話ししたいと思います。

これまで関わってきた経営者の方で、うまくいかなかった多くの経営者が数字に弱い方々でした。言い換えれば、感覚だけで経営されていた経営者とも言えます。

今回のテーマは「うまくいかない!数字に弱い経営者」です。

☆今回のお話しはstand.fm「hajimeラジオ」でも放送しております。
「ながら聴き」 などでもお楽しみ下さい。

汎用数字は経営においての基本中の基本

経営というは、KGI(目標達成指標)というゴールから、活動内容や進捗を確認するKPI(業績評価指標)まで、日々活動している項目を全て数値化できるかが重要です。

日々の売上、達成率、前年比、又は前月比などは当然ですが、行動目標についても全て数値化します。
例えば、何人で何時間作業しどれだけの結果を生み出したか?つまり人件費効率や労働分配率なども重視します。
また、キャンペーンやイベントなどを開催した時には、前回と比較して今回の結果はどうだったのか?また、今後の課題は何か?それに伴う目標なども当然のことながら全て数値化します。

このように毎日頻繁に触れる「汎用数字」に、経営者が強いかどうかがまずは求められます。

財務数字にも強いか

もうひとつが、財務数字に関して強いかです。

P/L(損益計算書)
B/S(貸借対照表)
C/F(キャッシュフロー計算書)
その中でも「FCF」がプラスになっているか?
などをはじめ、「決算書」を読めることは最低条件ですが、それらの数字をしっかりと理解した上で、経営判断を下し、行動目標を策定できるかどうかが最大のポイントであり、これができてはじめて「経営する」と言えます。

小規模事業者など、はじめは大きな問題もなく経営が順調で黒字になるケースも多くあります。
財務数字に弱い事業者でも、さすがに「いくらで仕入れて」「いくらで販売し」「利益はいくら」そこから「家賃や人件費などの経費を差し引いたらいくら残る」という単純な計算はできますし、小規模事業であればこの程度でもなんとかやりくりできます。
そのため、経理事務作業に多くの時間を割かずとも運営ができ、事業者自身の強みに多くの時間が充てられるため、良い結果が数字にも表れ黒字になります。

そして法人化するなど、事業拡大路線に移行すると同時に、売上の拡大、設備等資産の増加、従業員の増強など、会社の規模が拡大していきます。
そうすると、いわゆるどんぶり勘定、感覚経営では運営できなくなっていきます

企業というのは、決算書では黒字なのにキャッシュが回らないということが往々にしてあります。そういった理屈も理解しておかなくてはなりません。財務帳票の数字が読めないと気づかないうちに赤字に転落ということがあり得るのです。

昔の「現金商売」から「発生主義」という会計制度が導入されたため、売掛金や減価償却費などのバーチャルな数字が反映されるようになったため、帳簿上の利益と、手元の現金にズレが生じるようになり、複雑化しています。

そのため、帳票類を読めない経営者は、帳簿上の黒字に安心してしまい、キャッシュが突然回らなくなり、いわゆる「黒字倒産」という結果に繋がってしまいます。

とはいえ、経営者と言えど人間ですので、得手不得手、一長一短はあります。どうしても財務管理の部分が苦手という方は、税理士や会計士など専門家に顧問として依頼するのも良いでしょう。また、私も(税理士、会計士ではありませんが)そういったサポートもしておりますので、ご相談希望の方は公式LINEやコメントなどからお気軽にご連絡下さい。

今回、うまくいかない経営者のひとつとして数字に弱いという点に特化してお話をさせて頂きましたが、他にも、
◆人の意見を取り入れない自信過剰なワンマン経営者
◆全部自分でやらくては気が済まず、組織開発能力に劣る経営者

などもあります。
これらについてはまた別の機会にお話しできればと思います。

会社経営での失敗となると、ケースによっては家族まで巻き込む大きな損失を生み、取り返しがつかなくなるケースもあります。

よく「失敗を恐れず…」と言います。
私も何度かそういった内容を配信しております。

確かに失敗を恐れていては何も前には進みませんが、想定できるリスクはひとつでも多くつぶしておくことは必要です。
そのため、少しずつ事業を拡大しいき3~5年程度を「ならし運転」と考えておくことや、日々自身の経営能力強化に努めることが重要だと思います。

以上です。


今回は「うまくいかない!数字に弱い経営者」というテーマでお話しさせて頂きました。

少しでもお役に立てたら幸いです。


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