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Numero.5 目標をもつこと

先日、教育関係者の方とご飯に行った時
「今の子どもたちは頑張ることに冷めていて、目標や夢がないことが多い」
ということを聞いた。
もちろん世代だけで人間を区分することは出来ないから、あくまで経験的にそう感じるということだそうです。

自分たちよりもっともっと上の世代の、例えば終戦直後を生きた人たちって、とにかくモノがなかった。
家電も買うのが一苦労。
だから目一杯働いて、欲しい家電を買った時はすごく嬉しくて。また稼ごうと思って。
モノが溢れている今の時代。
そういった貪欲さが薄れてるんじゃないの?って
ことを仰っていた。

貪欲さ。
確かに欲深い人って少ないのかなって感じることは多い。
情報社会の中で、あまりにも多くの人の人生を知ることができるから。
自分と似た道を選んできた人間をインターネットなんかで見つけたら、自分もその人と同じレールを歩んでいくかのように錯覚するのかな。

安定、安定、安定。。。
周りの友達でこの言葉を多用する人は多い。
それが悪いわけないし、人の生き方はそれぞれ、正解なんてない。
俺たちはもう子供じゃないから。
自分の時間の使い方に責任がある。
安定を守ることはその責任を果たす1つの道だと思う。

けど、最近は子どもにもその考えが浸透しすぎてきてて
「一生懸命に貪欲に泥臭く頑張るなんてカッコ悪い」
「それなりに全部こなしてそれなりの人生を過ごせられればそれでいい」
「頑張って、失敗に終わるのが恥ずかしい」
って本気で言う子が増えてるんだって。

それはすごく寂しいことだよ。
若ければ若いほど、失敗して失うものが少ない。
基本的には年齢を重ねる毎に守るものが増えていく。
生活、家庭、立場。。。。
その重荷を背負って、歳を取ってもなお自分の足で立って色々なことに挑戦する人もいれば、座り込んで時間の流れに身を任せる人もいる。
そのちがいが分かるかな?

若い時に、どれだけ自分の足で冒険して足腰を強くしてきたかだと思う。(例え話です)
つまずいたっていいんだよ。守るもの少ないんだから。失ったものがあったとしても、拾い直すのを周りの大人が協力してくれるんだから。
大人になって、挑戦したくても自分の足で何もできない情けない奴にはなるな!
職業柄で子どもにモノを教えることは多いんだけど、これは常に意識してる。

目標に優劣なんかない。
例えば英検でも、1級を目標にするのがエラくて5級はエラくないとか、そんなこと言うやつは放っておけばいい。
今の自分からステップアップしないと達成できない目標なら、それは立派な目標で、そこに真剣に向き合った数が人生を進んでいく足腰を強くしていくんだと思う。

俺はまだまだ若造も若造だからさ、
この考えが的を得ているかも分からないし、
そもそも自身の足腰が、上の世代の人から見れば大したことないのかもしれない。
けど、目標を持たないなんてことは今までもこれからも絶対にしない。

その方が楽しいしさ、シンプルに!!笑

深く考えるいい機会だったので、自分の考えを残してみました。
おしまい!

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