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マスターベーションの話

みなさん、マスターベーションは好きだろうか。マスターベーションとはつまり自慰行為のことだが、僕においてはこのような記事を書こうとしている以上、言わずもがなである。

高校時代、遊戯王とマスターベーションに心血を注いでいた僕は快楽の追求に余念がなかった。本記事ではその情熱から生み出された産物をいくつかご紹介したい。

ちなみに、僕は文語で自慰行為を表現するとき字面がかっこいいので「マスターベーション」を使うようにしているが、うざったいので本記事では一般的な語である「オナニー」を使うことにする。


1.カップ麺オナニー

概要
カップ麺に挿入する。

やり方
①カップ麺の蓋に任意の直径の穴を開け、穴から具やスープの粉末等を可能な限り取り出す。
②お湯を注いで20分前後待ち、お湯を捨て更に20分前後待つ。
③(最重要)穴から指を入れ火傷しない程度の温度まで麺が冷めていることを確認する。
④挿入する。

所感
本当に麺が冷めていることだけは指差し呼称で確認すべき。確認を怠った愚か者の末路は下図の通り。

谷川ニコ『海浜秀学院のシロイハル』より

残念ながら気持ち良かった記憶はない。食べ物粗末にしたくなかったので使用後の物を食そうとしたけれど普通に味がしなくて不味くて捨てた。


2.空きビン水流オナニー

概要
湯をはった風呂の中で空きビンに挿入する。

やり方
①空きビンを用意し、ガラス用鋸や熱衝撃(後述)で底部を切断する。
瓶はデカビタやビックル等、太さがあるものが良い。
②湯をはった風呂に入り、底部からビンに挿入する。
③ビンを動かす。

所感
実家にはガラス用鋸がなかったので熱衝撃で加工しようとしたのだが、これが大惨事を引き起こした。

使用した熱衝撃法は、油を染み込ませた紐をビンに巻きつけ、火をつけ、十分に熱した後に氷水で急速冷却、机などに打ち付け割るという手順だった。うまく行けば紐巻き付けていた部分が切断される。

深夜3時、ビンを台所に打ち付けた瞬間にそれは起こった。熱か冷却かどっちが不十分だったのかはわからないが、叩きつけたビンがうまく割れず砕け散り、破片が右手薬指の第2関節に突き刺さった。

まさかオナニーの道具を作っていて大出血するとは。ほとんど目立たなくなったが、当時の傷跡はまだ残っている。大騒動だったが親が起きずバレなかったのは不幸中の幸いだった。

後日、怪我にも負けずビンの加工に再チャレンジして実行まで至ったものの残念ながら気持ち良かった記憶はない。


3.片栗粉X

概要
片栗粉で作ったオナホールに挿入する。

やり方
①マグマカップ等の柱形の耐熱容器に片栗粉と水を1対3程度の割合で入れ混ぜる。
②熱湯を注ぎ透明になるまでかき混ぜる。
③電子レンジで1分加熱する。
④電子レンジから取り出しかき混ぜる。
⑤中心に任意の太さの棒を突き立て固まるまで冷蔵庫で冷やす。
⑥冷めたら棒を抜き耐熱容器から取り出し完成。
⑦挿入する。適宜ローション、リンス、サラダ油、水溶き片栗粉等を使うと良い。

所感
片栗粉で作るオナホールは2ちゃんねる等で片栗粉Xと呼ばれている。片栗粉Xの作成は高校時代もっとも心血を注いだ活動である。片栗粉Xは前の2つと違い、気持ち良いものだった。また、水と粉の配合・加熱時間・棒の太さ・棒を貫通させるかさせないか等、研究を重ねて改良する過程も楽しいものだった。

ちなみに①の工程で砂糖を混ぜると、わらび餅のようなお菓子になり処分にも困らない。僕は毎回小さくちぎってトイレに流していたが……

中心に突き立てる棒についての制作秘話がある。棒は大抵、箸を何本か束ねてラップを巻いた物を使用していたのだが、何となく自分のを使うのは嫌だったので、当時はあまり関係が良好でなかった妹の箸を使っていた。ラップを巻いていたので不衛生とまでは言えないものの、今となっては申し訳ない気持ちである。

おしまい


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