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「わがまま」に生きる


「わがまま」とは?


還暦を目前に「もっとわがままに生きる」と決めた。
しかし、「わがまま」という言葉を調べると、当たり前だがいい意味は1つもない。

・自分の思うがまま、思い通りにすること、また、そのようになること。
・他者や周囲の事情などを考慮せず、自分勝手、身勝手にふるまうこと、また、そのさま。
・思いどおりに贅沢を尽くすこと、また、そのさま。

「わがまま」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介 | コトバの意味辞典 (word-dictionary.jp)

「コトバの意味辞典」によると、「基本的に、「わがまま」は、迷惑を被る他者がいて初めて成立します」とある。
しかし、その後に「例えば、好き放題な行為でも、それが他者のためになるなら、むしろ歓迎されます。(中略)他者に迷惑がかからず完結する場合は、「わがまま」とは言いません」とも。

今、私が目指すのはまさに後者だ。
多くの人や家族にまで迷惑をかけ、わがままを押し通すつもりはない。
四角四面な考えや、一般論に振り回されて滅私したくないだけだ。

「滅私奉公」はもうしない


滅私奉公はもう嫌というほど実家でやってきた。
長い間、「優等生」として生きてきたので、もう卒業させてほしい。
いや、卒業すると決めた。

人のことを思うあまり、滅私するあまり結果を出せなかったり、ストレスで心身を壊してしまったりしては何もならない。
かえって迷惑をかける。

そんなことになるなら、最初から気の乗らない仕事は受けなければいいし、気を使う人とはつきあわなければいい。
それで離れていく人がいるのであれば、そこまでの縁だと思えばいい。

私は基本、家族第一。
家族に恥をかかせたり、迷惑をかけたり、傷つけたりしなければいいと思っている。

50代になって、ようやく自分の人生を歩めるようになった。
人生まだ半ば。
インナーチャイルドを解放し、もっと純粋に自分の思いを追求していきたい。
そうでないと、人生を完全燃焼できない。

きっと亡くなった父は、わがままに生きようとする私をとがめないと思う。
滅私奉公してきた私を一番そばで見てきたのは父だから。
再び父とあの世で会えた時、叱られない生き方さえしていればいい。
父から「がんばったな」と言われるように、いい意味でわがままに生きればいい。


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