SHOWROOMの無料ギフト廃止からみるライブ配信業界（とVTuber）の今後
SHOWROOMから無料ギフト（星・種・カウント）が無くなる
VTuberの拝師ねるです！
今日はSHOWROOMの「重要なお知らせ」が本日（2023.8.14）発表されたので、SHOWROOM配信歴約4年の僕が考察していきたいと思います。
2023年8月14日のお知らせ内容
無料ギフト（星・種）が無くなる
コメントのポイント化が無くなる（カウント制度が無くなる）
代わりにデイリーミッションが追加される
1日2回のデイリーミッションをこなすことで無料でSG（課金コイン／使用制限あり）が貰える
今回のポイントは、SHOWROOMの大きな特徴であった無料ギフトとカウント制度が無くなるってところだと思います。これがあったことでどうだったのかというと、
無料ギフト（星・種）があったメリット
⭕（特に当初は）課金せずとも結構なポイント数を推しルームに貢献できた。
⭕色んなルームを回るきっかけが生まれた、それにより配信者同士・リスナー同士の横の繋がりが生まれやすかった。
⭕無料で集められるので推しルーム以外にも気軽に投げることができ、初心者等リスナーの少ないルームの活性化になっていた。
無料ギフト（星・種）のデメリット
❌星（種）集めやカウントはリスナーの負担になってしまう。
❌無料で大きな貢献ができることにより全体の課金額は減ってしまっていたんじゃないか。
❌星（種）集めは3周できるという特性上、推しルームを応援するために、推しルームから結構な時間離れなければいけないという矛盾が生じた（スマホ勢）
SHOWROOM無料ギフト（星・種）の代わりとなる制度「デイリーミッション」
無料ギフトが廃止されて、SG（課金コイン）をデイリーミッションで貰えるようになるということで、重要なのは「デイリーミッションがどのようなものになるのか」だと思っています。
・デイリーミッションがどのようなものになるのか
・デイリーミッションで貰えるSGの使用制限とはどのような制限か
これによって、どのメリット・デメリットが消えるのか、を見ていきます。
無料ギフト廃止によるメリット予想
⭕推しルームに無料であっても課金ギフトで応援できるようになる（配信者の収入につながる）
⭕推しルームの配信中に離脱する必要がなくなる（ずっと聞いていられる）
無料ギフト廃止によるデメリット予想
❌投げて貰えるルームと投げて貰えないルームの2極化が顕著に現れるのではないか。
❌星（種）3周とかカウントといったSHOWROOM独自色が消える
初心者やライト層配信者に厳しくなっていくのでは
僕は今回の施策は、すでにフォロワーが1,000人近くいる配信者という個人の立場であれば賛成です。
SHOWROOMのユーザー数だったりバーチャルカテゴリという特性上、0から始めた個人としてはこれ以上大きくフォロワーを増やすのは難しいと感じているからです。
つまり、新規を増やす、ライト層リスナーを増やす、といった施策よりは、すでにいるファンの負担を減らす、少しでも収入を増やす、ための施策の方がありがたいので、今回のお知らせはプラスに見えました。
しかし、もっと俯瞰して見れば、SHOWROOMの特色が消える、新規や初心者やライト層の配信者に優しくない今回の施策はちょっと怖いです。
SHOWROOMに限らず、様々なプラットフォームが似通ってきている現状だと、ユーザーの食い合いが発生してどこが生き残るのか分からないからです。
いわゆるソシャゲにおいても、新規や初心者やライト層よりも、重課金者を優遇しだすとサービス終了の前兆になる場合も多いですからね……。
とはいえ、僕はVTuberになるきっかけになったSHOWROOMが大好きですし、今後も続けていきたいと思っています。
配信者として気をつけること
だからこそ、僕たち配信者が今できることって（以前から言ってきましたが）
⭕配信者は、ひとつのプラットフォームに依存せず、リスクを分散する必要がある。
（僕は今、SHOWROOM、YouTube、Mildom、TikTok、bilibiliで同時配信したり、使い分けたりしています）
⭕どのプラットフォームでも通用する自分のスタイルやコンテンツを確立させる。
ライブ配信プラットフォームの現状と今後
今回のSHOWROOMからのお知らせは衝撃を受けた方や色々な感想を持った方が多いと思います。Twitter（X）も然り、大きな動きがあると批判も多くなりがちですが、僕はこの「大きな動き」っていうのは必然だと思っています。
ひとつの分野において、ひとつのプラットフォームが成功すると、それが乱立して洗練されて淘汰がはじまります。ライブ配信プラットフォームは少し以前より「淘汰」のフェーズに入ったと思っています。VTuberもそのフェーズだと思っています。
その後にあるのは「進化」です。僕はVTuberとして、常に進化していきたいと思っています。僕自身も悔いの無いように大きな動きをしていきたいと思っていますし、SHOWROOMの改変のようなライブ配信業界の流れに取り残されないようにしていきたいと思っています。
僕からのメッセージ
僕は今回のSHOWROOMの動きをマイナスには捉えていません。
ただし、それがプラスに働くかは分からないので、僕は僕にできることをやっていくよ！
これからも応援よろしくお願いいたします。
VTuber拝師ねる
おまけ
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